with コロナはwith マスク時代の始まりだった。そして浮かび上がった課題。
①マスクを長時間着けていると耳の裏が痛い。
②マスクを一時的に外したら置き場がない。
③マスクと夏は、ムレムレで相性が悪い。
④マスクを洗ったのに、なかなか乾かない。
⑤マスクがそもそも……格好良くない。
それぞれの課題を解決するアイテムは登場しているが、すべてを一発解決できるマスクは今のところ……実はあるのである。それがコレ。
作ったのはTAKE HANAFUSAさん。フリーランスでありながら英国のドーバーストリートマーケットなどともコラボするアパレルデザイナーである。
彼が考案したマスクの特徴を、先に挙げた課題とともに見ていこう。
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①マスクを長時間着けていると耳の裏が痛い」のであれば、耳に掛けなければいい。言うは易しだが、その問題をTAKEさんは独自のコードシステムで解決した。
1本の長いコードを後頭部と首に回すことでマスクを固定。頭側にはアジャスターがあるため程良いフィット感に調整できる。そして首側にあるコードの両端もワンタッチで着脱できるので楽チン。
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②マスクを一時的に外したら置き場がない」のであれば、首からさげればいい。長いコードはそのためのもの。
首側のフックを外し、頭側を支えていたコードを下にずらせば、首からさげられる。この操作も、マスク本体を触らずにできるってのがいいね!
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③マスクと夏は、ムレムレで相性が悪い」のなら、素材にこだわればいい。
以前からハイテク素材に関心があったTAKEさんは、マスクの内側にドライな質感で吸汗速乾性に優れるメッシュを採用。
これにより、マスク内にたまった水気や湿度はグングン外に排出される。ついでにこの素材は「
④マスクを洗ったのに、なかなか乾かない」という問題も解決してくれたのだ。
最後の「
⑤マスクがそもそも……格好良くない」は、ゴタゴタ書くまでもあるまい。これまでの写真がすべてである。
そして、こんなガチャガチャみたいな状態で届くため、プロダクトとしての満足も高い。しかもカラビナ付きなので小物入れとしてバッグなどのお供にしてもよし。
実際、このマスクを見たLAブランドの「STAMPD(スタンプド)」からはコラボのオファーが入ったとか。
ということで、我々が抱えるマスク問題を全方位的に解決に導くマスク。
そもそもはTAKEさんが、新型コロナウイルスが世界に蔓延する3月、家族や友人に自分ができることはないかと考えたのが始まりだという。
そして、海外にも多くのネットワークを持つTAKEさんは「日本ほどマスクをする文化がない彼らにも、僕が作ったマスクがきっかけで着ける習慣が生まれれば」と、子供用も含め100枚をアメリカの友人家族に送付した。
着ける人を思って作られ、着ける人の不快を解消する愛あるマスク。すべてハンドメイドなので、生産数は極少。
公式サイトをこまめにチェックして、出会えた暁には、愛のお裾分けをもらおうじゃないか。