目の前にいるはずなのに、なかなか手が届かない、夏。そんななか、夏本番がもっと待ち遠しくなる別注アイテムをロンハーマンがリリースした。 仕掛けたのは南国バリのブティックホテル「ザ・スロウ」と、オーストラリア発のシャツブランド「ダブルレインボー」である。 ザ・スロウといえば、アートシーンともコミットした最先端ホテルとしてロンハーマンともコラボTをたびたび打ち出している。オーナーはあのデニムブランド「スビ」の元ディレクター、ジョージ・ゴロウ氏だ。 今回のコラボ作は、ジョージ氏がザ・スロウのバーテンダーの着ていた1950年代のボーリングシャツからインスピレーションを受けたことが発端。そのイメージを伝えてデザインをオーダーしたのが、もともと交流の深かった「ダブルレインボー」である。 ダブルレインボーを立ち上げたマイキー・ノーラン氏とトビー・ジョーンズ氏ももともと「スビ」のアートディレクターであり、彼らとジョージはまさに親友同士。そんな信頼関係のもとに実現したのがこの企画というわけだ。 Tシャツに刺繍されているとおり、今回のテーマは「PALM TREES BORE THE SHIT OUT OF ME」。翻訳すると「熱帯の暑さで頭が変になった」。シャレの利いた、猛暑日にもってこいのTメッセージである。 デザインは南国の海辺で涼む男性のバックプリントTシャツ、メッセージのみがステッチで入ったTシャツ、そして夜の波をイメージした総柄プリントのアロハシャツの計3モデル。50年代のボーリングシャツをイメージしただけあって、どこかヴィンテージ感が漂っている。そして、すべてブラックをベースにしたシックな仕上がりだ。 ショーツのデザインも同様で、同じ柄のセットアップで揃えるもよし、バラバラに組み合わせるもよし。楽しみ方は無限大だ。 ロンハーマンに現れた、常夏の黒い服。気になったらいち早くロンハーマンの各店舗または公式オンラインストアをチェックを。服に刻まれた男性みたいに、これを着てビーチで佇みたいものだ。