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①先鋒 ナイキ「SB ダンク ハイ プロ QS“ウォーク ザ ドッグ”」

ナイキの「ナイキ SB ダンク ハイ プロQS“ウォーク ザ ドッグ”」
今シリーズの誕生背景にスケートボードカルチャーがあることは周知のとおり。肉厚なシュータンやクッション性優れるソールはその証左でもある。そして意表を突くカラーパレットや斬新な素材使い、多彩なグラフィックなど、その豊富なバリエーションはナイキシリーズのなかでも屈指だ。
「配色と機能性を重視する僕としてはもうドンズバ。発売日にはSNKS(ナイキの公式アプリ)で購入を試みましたが時すでに遅し……。でも、どうしても諦めきれなくてオークションサイトを見ていたら、出品されていたんです。当然、即ポチですよ」。

とりわけ目を引くのは、やはり面構えだろう。ダルメシアンのようなドット柄をあしらい、起毛系の素材を組み合わせたその姿は、まさに「ウォーク ザ ドッグ」の名が体が表すかのごとく。しかも、ソール裏の仕掛けがまた面白いのなんのって。
「まさに犬のフンを踏んだような足裏の一部に入れたブラウン。ニクいっすよね〜。もちろん、実際には踏んでませんよ」。
裏側に潜ませたセンスに、今をときめく若手芸人も感服しきり。
 

②中堅 ニューバランス「M990 KBM2」

ニューバランスの「M990 KBM2」
「スニーカーは足元を支える土台」と語るマナブさん。地方営業へ行くことも多い彼にとって、ニューバランスはまさにおあつらえ向きである。
「抜群の履き心地は年齢を重ねるほどに実感しますね。なにせ、足がほとんど疲れない」。
2足目に選んだのは、日頃から信頼してやまないニューバランスの、ちょいとひねった名盤。

履いているのは「990」だが、カラーリングを見てお気付きの方も多いはず。そう、「990」と肩を並べるニューバランスの名作にして、かのラルフ・ローレン氏に「まるで雲の上を歩いているかのよう」と言わしめた「1300」の定番カラーともいえるスティールブルーを纏っているのである。

「どちらもニューバランスにとって欠かせない名品番。よく通っていたスニーカーショップのウェブサイトに突然掲載され、思わず見入っちゃいました。その後、すぐ店へ矢のように飛んでいったのは言うまでもありません」。
名作にして新鮮さも纏った価値ある一足。こんなクロスオーバーもまたスニーカーならではだ。
 

③大将 ドクターマーチン×シュプリーム×アンダーカバー「パブリック・エナミー 3ホールシューズ」

シュプリーム×アンダーカバー×ドクターマーチン×パブリック・エナミーのスニーカー
最後に登場したのは掟破りのドクターマーチン。伝統のエアソールがスニーカー級の履き心地を保証すること、飛び抜けてストリート感の高いデザインであることを考慮し、今回は「スニーカー枠」で緊急参戦と相成った。
「ドクターマーチンにシュプリーム、そしてアンダーカバーのトリプルコラボってだけで最高ですよね。そこに、偉大なヒップホップクルー、パブリック・エナミーのデザインが乗っかる。こんな贅沢な靴は絶対に即完だろうと諦めていたんですけど、シュプリームのオンラインショップで余裕で買えました(笑)」。

全面に施された鮮烈なアートワークは、パブリック・エナミーの代表曲『Fight The Power』が収録された名盤『Fear of a Black Planet』で使われたグラフィックを大胆に落とし込んだもの。強烈なインパクトにマナブさんのハートも撃ち抜かれたようだ。

日米英の国境を越えたこの一足。「余裕で買えた」ということだが、わかる人にはわかる、刺さる人には刺さる、それがスニーカーであり、ファッションである。
年を重ね、気付けば定番カラーばかり選んではいないだろうか? そこにはもちろん不朽の美しさが宿っているに違いない。だけど、足元で大胆に個性を表現をするマナブさんを見ていると、落ち着き始めた冒険心にまたスイッチの入る音が聞こえてくるのだ。
※レイザーラモンRGさんやグッドウォーキン上田歩武さんも登場!記事は下のバナーから↓
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外に出られずとも眺めているだけでアガる、それがスニーカー。スニーカー愛に溺れた生粋のスニーカー好きたちが偏愛する一足を披露する、スニーカー三番勝負。
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菊地 亮=取材・文


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