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2020.06.18

キャンピングカーに向くのは? 車中泊カスタムに最適な4台のベース車両

従来多かった8ナンバー(特種用途自動車)登録のキャンピングカーは、細かな要件を満たすため、どうしてもベース車両はハイエースやトラックなど大型のものが選ばれていた。

しかし、大型車は日常で使うには不便が生じることも多い。そこで、普段の使い勝手もいい車が欲しいというニーズから増えているのが、街でもよく見かけるミニバンやワンボックスをカスタムした車中泊カー。
例えばこの4台をベース車両にすれば、普段使いも楽で、自宅の駐車場などに広さや高さの制限がある人も安心して選べるはずだ。
 

■日産「NV200バネット」をベースに

カスタムを手掛けたのは「NONIDEL」だ。 https://nonidel.jp
ここ数年、車中泊カーを製作するビルダーから注目を集めているのが「NV200バネット」だ。
ミニバンのようなフォルムの商用車として開発されたため、リア空間の使い勝手の良さを備えていることが人気の秘密。しかも5ナンバーサイズなので扱いやすく、ファミリーカーとして使った際の乗り心地も上々。

カスタムショップNONIDELが製造した「ベースキャンプソロ」は、ソロキャンプを快適にするための装備が詰め込まれたモデル。
ベッドを1840×1000mmで設計したことで、ベッド横にあるシャワー付きのシンクと大型収納を備えるカウンターやロフトトレーなど、車中泊ライフを快適にしてくれる機能を充実させているのが特徴。

もちろんベッド下にも広い収納スペースが確保されているので、釣りやソロキャンプなど趣味のベース車として存分に使い倒せる。オプションでサブバッテリーやインバーターなどを設置することも可能。
 

■日産「セレナ」をベースに

カスタムを手掛けたのは「日産ピーズフィールドクラフト」だ。 www.ps-craft.co.jp
ミニバン年間販売台数で2年連続ナンバーワンになっている「セレナ」には、ガラス部分だけ開閉できるバックドアや、多彩なシートアレンジなど、ファミリーで使うのに便利な機能が多く盛り込まれている。
こうした特徴を省くことなくアウトドア仕様にした車中泊カーは、小さな子供がいるキャンパーにとって最高の1台となるはずだ。
日産プリンス東京販売が運営する日産ピーズフィールドクラフトが手掛けた「セレナP-SV」は、「セレナ」にポップアップルーフを架装したモデル。
ポップアップルーフへアクセスする間口は900×650mmと大きめに取られており、大人がラクに上がれるだけでなく車内で着替えをするときにも便利なように考えられている。

オプションのアンダーベッドを選ぶとポップアップルーフだけでなく室内でも大人2名がゆったり寝ることが可能に。日陰に車を止めてデュアルバックドアを開ければ心地いい風が抜けて気持ち良く昼寝ができるはず。

サブバッテリーやソーラー充電システムなどのオプションも豊富。ベース車両はガソリン車とe-POWER、どちらも選択可能となっている。


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