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SLのフィナーレに“脱帽”
メルセデス・ベンツ SL

昔から、オープンカー好きが辿り着く終着点とも言われてきたキング・オブ・オープンカーことSLだ。
車両価格は1342万円〜。
次期SLではソフトトップとなり2+2シーター化というウワサ。ということでこちらは2シーター最後のSLになりそう。
オープンで高速を走っても快適、クローズドで山道のコーナーに駆ってもラクに楽しめる。つまり、すべてにおいて運転が楽チンというのがSLがキングたる由縁だ。
ルーフは遮音性に優れたリトラクタブル・ハード・トップの採用で、クローズドでも美しいクーペシルエットを見せつける。
リトラクタブル・ハード・トップの開閉は16秒。クローズド時のルーフガラスは透明濃度の切り替えができ、紫外線も抑制もできる。
座席にはヒーター+冷風、さらに首筋に温風を送る機能も。オープンで時速100km/hで走っても風の巻き込みはほぼなく、まさにメルセデスが誇る技術のオンパレード。
そんな我慢無用の贅沢さに、乗れば誰でも“脱帽”したくなるのだ。
 

オープンカー界でコーナリングの星
ポルシェ 718ボクスター

ボクスターの車名の由来は、水平対向エンジンの“ボクサー”と高速運転者を意味する“スピードスター”をあわせた造語。
価格は732万3148円〜。
導入当初は水平対向4気筒ターボのみの展開だったが、上位モデルに6気筒エンジンが復活。0→100km/h加速は4.7秒に達する一方、幌の開閉はスイッチひとつの全自動式でフルオープンまでわずか9秒とすこぶる早い!
ちょっとした信号待ちでも、突然の雨に降られてもすぐに屋根を開け閉めでき、50km/h以下なら走行中の開閉も無問題。

そしてこの718ボクスターは、「コーナリングマシン」と謳われており、スムーズで踊るような走りはまるで、フィギュアスケートの羽生選手の滑りのように優雅。2シーターオープン×スポーツカーのなかでは間違いなく最高の技術点を叩き出すだろう。
上屋を開けても閉めても、街中を流すドライブからサーキットまで、ポルシェの真髄が思う存分味わえる2シーターオープンカーなのだ。


3/3

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