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2020.03.25

時計

アップルウォッチよりも何十年も早く実践していた、時計以上の機能を持つオモシロ時計5本

コスパ良しな「コレ買っ時計」とは?

実は奥深いカジュアルウォッチの世界を深掘る本特集。これまで、類稀なる好奇心を持つ“時計界の散財王”ことエディターの安藤夏樹さんに
>大人がハマる「カジュアルウォッチ」の世界
>押さえておくべき「デザインが面白い」腕時計
について聞いてきた。そして今回聞くのは「ギミックが面白いカジュアルウォッチ」について。
[教えてくれたのはこの人]
エディター 安藤夏樹さん
1975年、愛知県生まれ。ラグジュアリー雑誌の編集を務めたのち、現在はフリーの編集、ライターとして活躍。時計だけでなく木彫り熊収集家など、幅広い見識と強い探究心を持つ。
 
“時間を知る”以外の機能を腕時計に搭載したことによるギミックの面白さ。その魅力はまさに、百聞は一見に如かず。なかでも安藤さんがその楽しさをよく表しているという5本を見せてもらった。
 

1:広末もびっくりした!? ドコモのポケベル時計


「まずはメジャーなところから」と言って安藤さんが取り出したのは、オールブラックのデジタルウォッチだ。縦長のケースがスタイリッシュで、なにやら仕事ができそうな佇まい。ん? よく見るとディスプレイの下にボタンがあり、ケース上部にはNTT DoCoMoの文字が。
「そう、これは1992年に発売された時計型のポケベルです。広末涼子のドコモのCMが’96年ですから、どれだけ時代を先取りしていたのかがわかりますよね」。
ちなみに’90年代には、モトローラやスウォッチからもポケベル機能が付いた腕時計が発売されていたという。

「初期のポケベルは数字のやりとりしかできませんでしたが、のちに数字を文字化できるように進化しました。ちょうどその頃、ウェアラブルのポケベルも増えたんです」。
そして今作は「日本の著名なインダストリアルデザインファームであるGKデザイングループがデザインを手掛けています」とのこと。どうりですっきりとした洗練のビジュアル。デザインも機能も面白い、いいとこ取りの1本なのだ。


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