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ミニ好きは、父と冴羽 獠ゆずり

車好きの父親の愛車に囲まれて育った大鍛冶さん。実はこのクラブマン・エステートも18歳のある日、父が所有しているのを知って、初めて見たときにひと目惚れ。それから約10年後、27歳の頃に父から譲り受けた。

そして小さい頃から好きだった「アニメの『シティーハンター』に憧れて」赤いボディに白いルーフのミニ・クーパーも手に入れた。

かといってミニだけが好きというわけではない。車好きの父親のそばで育った男の子が車好きになるのは必然で、「今はゲレンデ ヴァーゲンもあるし、アウディのS8も乗っていたことがあります。あとはスマートのロードスター、シボレー、ベンツ……」と、車遍歴を聞き出すと小一時間はかかりそうなくらいだ。



車もファッションも「いろんなカルチャーが好きですね。カーハートは元々アメリカで、今の仕事柄もちろんアメリカ車も好きだけれど、それにこだわることはありません。自分がいいな、と思う車に気が向くままに乗ってます」。

これまでには新しい車も乗ったが、基本的には古い車が、国籍を問わず好き。「古い車のほうが走ってると、なんとなく今日はコイツ、調子がいいなとか悪いなとかわかりやすくていいいんですよ」。

ギアの入れ方ひとつ、アクセルの踏み込み加減も、相棒の調子を見定めながら、車も自分も気持ちいい「ここ!」というツボを追求する作業が、大鍛冶さんにとっての走る喜びなのだ。



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