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看板娘、登場

看板娘
「お待たせしました〜」。
こちらは、神奈川県は大船出身の沙織さん(33歳)。「横浜からも鎌倉からもハブられる街です」と謙遜するが、大船といえば新幹線の車窓からも見える巨大な観音像があるじゃないですか。
「幼稚園の遠足で内部に入りましたが、御札だらけでトラウマになるぐらい怖かったんです。それ以来、近寄っていません」。
白ワイン
柑橘系の香りにリンゴとパインの果実味が混じった芳醇な味わい。
「東松原は、このコンパクトさが好き。気張らないで暮らせるし、何よりも地下鉄が嫌いなので井の頭線万歳です(笑)」。
この店は2007年にオープン。イケメン店長の加藤雅彦さん(41歳)は俳優を目指していた。
店長と看板娘
kurukuruエプロンが店の制服。
加藤さんは言う。
「所属していたのは小さい事務所で、唯一配役をもらえたのはVシネマでした。料理人の役で料亭の女将さんといろいろやっちゃう……要するにエロ作品です(笑)」。
一方の沙織さんは小中高と美術部。小学校には焼き窯があり、お父さんのために灰皿を作った。
灰皿
父は禁煙したが灰皿は大切に残している。
「母が亡くなったので父はひとり暮らし。生存確認も兼ねて定期的に帰省したり一緒に出かけたりしています」。
さいたま市の鉄道博物館に行ったときの記念写真(中央は叔母)。
ちなみに、沙織さんの身長は152cm。これは小学生時代からほぼ変わっていないそうだ。
遊園地での様子
小学生時代から着続けているデニムのジャケット。
地元の高校を卒業して服飾大学に入学。その後はアパレル会社に就職、デザイナーとして働いていた。
「でも、外部との接触はほとんどなくて1日中マンションのアトリエに缶詰状態なんですよ。顔を合わせるのは宅配便のお兄さんのみという日々。これに疲れて飲食業界に身を転じました。今はここと渋谷のイタリアンレストランで働いています」。


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