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まるで薬用酒? “スパイス”の持つ魅力

──赤ワインの効能には驚かされますね!
高杉 私が栄養管理を担当している方のなかには、睡眠の質を気にする男性がたくさんおられます。仕事でストレスがたまると寝つきが悪くなったり、睡眠時間が短くなれば翌日の集中力が続かなかったり、仕事のパフォーマンスにも影響しますよね。夜、いかにぐっすり眠れるかは大事なポイントになります。
適量のアルコールを飲めば基本的に体温が上昇しますが、ホットワインならなおさら。寝る前の1〜2杯は寝つきを助けてくれますよ。ハチミツを足せば、血糖値が一時的に上がるので、さらに寝つきがよくなると思います

──ホットワインっていろんなスパイスが入っていますよね。
高杉 そうですね。だから、冷え性の男性は、体質改善のためにホットワインを飲む習慣を取り入れてもいいかもしれません。というのも、ホットワインが他のお酒と違うのは、生姜や八角、クローブといったスパイス類と相性がいい点です。これらは生薬の一種なので、一緒に取り入れればホットワインが薬用酒のようになるんですよ。
──なんと、薬用酒とは!
高杉 はい。例えば加熱された生姜は身体をあたため、シナモンにはリラックス作用と抗菌作用があり、クローブには動脈硬化予防、八角は気管支を調整し、風邪を予防してくれる効果があります。
身体が冷えているとウイルスにも感染しやすくなります。冷え性の人は体温を上げるために体質改善をした方がいいですが、ホットワインを一杯飲んで寝る習慣をつける方法はおすすめです。


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