看板娘、登場
こちらは市瀬美和さん(25歳)。舞台女優やダンスボーカルチームのプロデューサーとして活動している。
見てわかるように、缶詰をそのまま出すわけではない。ひと手間、ふた手間を加えて本格的な創作料理に仕上げているのだ。
美和さんと相談したうえで、オススメだという「オイルサーディン缶ごとレモン塩昆布焼き」(780円)と「ツナのトマトカップサラダ」(680円)を注文した。
どんな辣腕シェフがいるのかと思えば、これらを作っているのは本業が役者の店長・近道ちかみちさん(34歳)。12月11日から始まる次回の芝居が「次郎長、渡世人辞めるってよ」という演目なので、それにちなんだ日本酒を仕入れたそうだ。
「本名は近藤なんですが、役者の後輩の女の子が1年間ずっと『近道』だと思い込んでいて。衝撃的だったのでそれを役者名にしました」。
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