産地や作り手が変われば、味も香りも変わるのが酒の面白さ。歴史や風土に培われたさまざまな表情が、酒の楽しみ方をもっと広げてくれる。そんな醍醐味を実感できる、またとないウイスキーが誕生した。
アイルランド、スコットランド、アメリカ、カナダ、日本。この5カ国はウイスキーの産地として世界的に名高く、ここで造られるウイスキーは「世界5大ウイスキー」と言われている。その5大産地すべてのウイスキー原酒をブレンドしたのが、プレミアムブレンデッドウイスキー「碧Ao」だ。
これは、世界5大ウイスキーの全産地に蒸溜所を持つサントリーグループだからできたこと。当然ながら世界初の試みである。サントリーの5代目チーフブレンダー福與伸二氏が、それぞれのウイスキー原酒をとことん吟味し、匠の技と融合させた、ジャパン・メイドな一本だ。
その飲み味は、「一杯で世界5大ウイスキーの個性を楽しめる」という期待通りの仕上がり。華やかな香り、まろやかな口あたり、そして厚みのある味わいとスモーキーさが同居。それぞれのウイスキー原酒の個性が複雑にからみ合い、香味が変化していくのが何とも面白い。
世界をつなぐ美しい海の色“碧(あお)”のブランドカラーが映えるデザインも印象的。5大産地になぞらえた五角形のボトルと、高名な書家による黄金の墨文字が、日本の技術と世界の味わいとの融合を感じさせる。複層的な味わいを楽しみつつボトルを眺めると、深いストーリーまで腹の中に染み渡る気がする。
そんなプレミアムな逸品「碧Ao」は、数量も期間も限定での販売。今年手に入れられるチャンスは、第1期(4月16日~夏)と、第2期(秋~冬)の2回のみ。狙いを定めて、世界を股にかけるウイスキーをつかまえよう。
[問い合わせ]サントリー0120-139-310www.suntory.co.jp中山秀明=文