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2019.04.11

ファッション

スタイリスト・柴山陽平直伝、40代メンズの“ビックシルエット”の使い方

格好いいオトーチャンになりたい……。そんなオーシャンズ読者のシンプルでストレートな悩みに応えるべく、本誌でお馴染みのスタイリストが、実用的かつお洒落に見える着回しテクニックを伝授する企画。それがこの「オーシャンズ的パパ改造計画」なのだ。
昨今トレンドのビッグシルエット。しかし子供っぽくなったり、単にだらしなく見えたりと、大人には難しくなかなか手を出せないオッサンも多いようだ。
そこでおすすめなのが、もともとオーバーサイズにデザインされている服ではなく、普段ジャストサイズで着ているような定番アイテムを、ワンサイズ、ツーサイズアップして着ること。大人でも許される「程良くゆるい」シルエットメイクが簡単にできる。
ただしパンツのビッグサイズは避けたほうがベター。どうしても子供っぽさが出るからだ。上下を“ゆるピタ”なバランスにすることで大人っぽさが保たれる。
ちなみに太り気味の人にとっては、体型を多少ごまかせるのもいい。これぞ一石二鳥だ!!
 

[今回のキーアイテム①]
チャンピオンのスウェットパーカ

チャンピオンのスウェットパーカ
1万2000円/チャンピオン ブランドハウス シブヤ トウキョウ 03-5962-7600
チャンピオン不朽の定番、リバースウィーブのジップアップパーカ。ヘビーウェイトながら柔らかな着心地は、1970〜’80年代のスウェット地を再現。
 

[今回のキーアイテム②]
ブルックス ブラザーズ レッド フリースのシャツ

ブルックス ブラザーズ レッド フリースのシャツ
9000円/ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-185-718
アメリカの名門、ブルックス ブラザーズのクラシカルなテイストにモダンさをミックスしたレッド フリース。上質なスーピマコットンを使用したオックスフォードシャツは、耐久性が高いのが特徴。
 

石井通勇さん
会社員 年齢/41歳 身長/173cm 体重/59kg
Q1. 休日のワードローブを教えてください。
平日は白シャツにチノパン、土日は子供とサッカーをするので、上下ジャージー姿がほとんどです。
Q2. よく行くショップや好きなブランドはありますか?
最近はあまり行けていないですが、エディフィスなど、セレクトショップのオリジナルは体型に合う服が多いです。
Q3. 服装について何か悩みはありますか?
しばらくファッションから遠ざかっていたので、今の気分の服や着こなし方がわからないのが悩みです。
Q4. やってみたい格好があれば教えてください。
細身の体型なので、スリムな格好ばかりしています。いつもと違うシルエットで気分を変えたいです。
 

[ヘアの改造ポイント]


もともと清潔感のあるスタイルだが、全体的に長くメリハリがなかったので、サイドと襟足をカットしてスッキリとさせた。前髪に長短をつけてカットすることで、アップにしても下ろしてもキマるようにしたのがポイント。
 

定番アイテムをサイズアップした
大人のビッグシルエット術

1_上下でメリハリをしっかりつける

「肩の落ち」が気分なフィット&前を閉じてゆったり感を強調 パーカ1万2000円/チャンピオン ブランドハウス シブヤ トウキョウ 03-5962-7600、Tシャツ5000円/ノース ヒル(アダム エ ロペ 0120-298-133)、パンツ1万7000円/サンディニスタ(トゥー・ステップ 03-5794-4343)、スニーカー6000円/コンバース 0120-819-217、サングラス4万4000円/アーレム(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)
今の気分で解釈したアメカジスタイル。パーカがビッグサイズでも、きれいめなスリムフィットのパンツを合わせることで、程良いバランス感をキープ。
 

2_普段着ているシャツを2サイズアップしてみる

タックインしてウエストをたるませる&長めの袖はロールアップしてラフな印象に シャツ9000円/ブルックス ブラザーズ ジャパン 0120-185-718、パンツ1万5000円/スティル バイ ハンド(スタイルデパートメント 03-5784-5430)、靴4万円/リーガル シュー&カンパニー 03-5459-3135、メガネ3万7000円/レスカ ルネティエ(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)、腕時計28万5000円/ユンハンス(ユーロパッション 03-5295-0411)、ベルト2万7000円/シャンボール セリエ(八木通商 03-6809-2183)
石井さんの普段のシャツのサイズはSだが、Lにすることで、上は少しゆるく、下はジャストなシルエットに。裾や袖は長くなるが、タックイン&ロールアップすることで解消。ラフに着崩すことでこなれ感も出る。
 
石井さんの撮影後の感想
白シャツは何十枚と持っているのに、ゆったりしたサイズ感で着たのは初めてでした。妻もすごく気に入ってくれたみたいで、とりあえず今日着た服を全部買うところから始めてみようかと思います(笑)。
 
[今回のスタッフ]

スタイリスト 柴山陽平
本誌を中心に舞台俳優などのスタイリングも多く手掛ける。本人の見た目は個性的だが、スタイリングはシンプルがモットー。2児のパパ。

ヘアメイク 越智めぐみ
表参道のサロン「アルファラン」のオーナー。オッサンを5歳は若返らせる、カット技術を持つ。サロンの予約は03-6450-6583まで。

清水将之(mili)=写真 柴山陽平=スタイリング 越智めぐみ(ALFALAN)=ヘアメイク


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