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2019.02.07

ファッション

楽して温い冬の究極!「ラク×2、ヌク×2」倍々コーディネイト

「お洒落であるより、格好良くありたい」と言う種市暁さんのスタイルに本誌が注目し、“種カジ”と勝手に命名して早数年。いつもパッと見の印象は無造作なのに、なぜか格好いいから不思議。そんな彼の装いの“タネ”をムリヤリ解説してもらう企画。
ーー今日は朝寒かったので着込んだら、なんだかモコモコして動きにくいんですよ。
コート/キャプテン サンシャイン、ニット/アクネ ストゥディオズ、パンツ/クラウディ クラウディ、サンダル/ビルケンシュトック、キャップ/ザ グローラー ビルト ※すべて種市暁さんの私物
コート/キャプテン サンシャイン、ニット/アクネ ストゥディオズ、パンツ/クラウディ クラウディ、サンダル/ビルケンシュトック、キャップ/ザ グローラー ビルト ※すべて私物
「ダウンの下に何枚着てるの? 某タイヤメーカーのビバン●ムくん並みじゃない?」。
ーーヒートテックとシャツ、その上にセーター、一応インナーダウン……。
「着込みすぎでしょ」。
ーーしかしその点、種さんは軽快というか、何かが違いますね。
「無理なく最大効果を得るのが種カジですから。そこで問題。今回獲得したい効果は?」。
ーー暖かくてヌケ感がある?
「半分正解」。
ーーあら、どうして半分?
「ラク×2、ヌク×2の計4ポイントを狙うんだけど、うち2つが正解なので50点。で、まずはラクその1。これは、コーディネイトのラク」。
ーーモノトーンだから黒・白・グレーどの色を組み合わせても簡単にキマるってやつですね。ラクその2は?
「見た目のラク感です」。
ーーなるほど、オーバーサイズのコートや冬のサンダル使い、そして真骨頂のスウェットパンツに解あり。
「ピンポン! では、ヌクその1……」。
ーーそりゃ“ヌクい”ってことですよね。メルトンコート&カシミヤ混ニットなんて間違いなく暖かそう。
「実はソックスがニーハイだったり、サンダルのレザーが裏毛だったりの隠しダネも」。
ーー最後のヌクが“抜く”。冒頭でのヌケ感ですね。あえてのフロント開けや寝グセ隠しのニットキャップも効いてますね。
「100点満点!」。
ーーってことは、今日は最大の手“ヌキ”コーデでもあるんですね。
「あ、用意していたオチ……」。
ーー種さんはネタを仕込みすぎでしょ。
 

ラクラク&ヌクヌク♪ 冬のサンダル生活のタネ

ストラップに裏毛レザーを採用した保温性抜群のビルケンシュトック。
ストラップに裏毛レザーを採用した保温性抜群の“ビルケン”に合わせたのが、注目ブランド、ザ グローラー ビルトのニーハイソックス。「寒いから履けないだけで、暖かければ冬でもサンダルでいたいんです、ホントは」。いつでもラクラク嗜好な種さんのパンツの下は、膝上ソックスでヌクヌクなのだ。
ザ グローラー ビルトのニーハイソックス
 

心まで温まる気の利いた手土産

東京・代官山のカフェ、ボンベイバザーの名物「OKURA焼き」
友人宅へ向かうこの日、手土産として持っていたのが、東京・代官山のカフェ、ボンベイバザーの名物「OKURA焼き」(各300円)。フワフワの生地にブルーベリージャムなどが入る、知る人ぞ知る甘味。「ありがとう」のシールにもホッコリ。
 
PROFILE
たねいちあきら●1972年生まれの46歳、東京下町出身。サーフィンを愛する海男。長年勤めたビームスを退社し、現在はフリーランスとしてブランドのコンサルティングやプロダクトのディレクションなどを手掛ける。種カジのこぼれネタがポストされるインスタグラム(@taneichiakira)もチェック!

山本 大=写真 髙村将司=文


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