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2018.12.01

ファッション

【ファー編】お洒落なオッサンの「ついつい着ちゃう」はこれでした。

いやコレ、本当の話。実際に洒落た大人こそ、いつも同じ服を着ていたのだ。でも、こだわりのある大人たちだけに、ついついワードローブからソレを手に取ってしまう理由が面白い。知れば、新しい視点で服と付き合えるはず。
ファーは冬の定番アイテムだけど、我々オッサンにとってはなかなか手が出しにくいもの。
そこでファーを気負いなく取り入れたスタイルをご紹介。ハズシとして大いに参考にされたし。
 

「パラブーツ」の靴

足元はハズしたがVゾーンはビシッと。
「ムロフィス」代表
中室太輔さん Age 37
中室さんがファッションで好印象を与えたいとき、足元には必ず甲の部分にファーが配されたパラブーツの「ミカエル」が添えられる。その理由として「ときおり顔が怖いと言われるので(笑)、少しでも優しいイメージを持ってもらうためには……と思って飛びついたのが、ふわふわのファー付きのコレでした」。

スーツスタイルで、モノトーン系のカジュアルルックで、あえて足元で変化をつけたのは、「さりげなく雰囲気を醸し出すくらいが、大人の身だしなみとしてちょうどいいから」だとか。図ったか、図らずか、逞しいヒゲと足元のラビットファーによる“リンクコーディネイト”もイイ感じ。

コイツもついつい
「インディビジュアライズドシャツ」のシャツ

スーツなどのきれいめスタイルへ傾倒するきっかけとなった名門の1枚。優しさは、ギンガムチェックでも取り入れる。
 

「サニー シー サイダー」のベスト

大きめのハンチングもコーデュロイで季節感を。
「麺散」プロデューサー 
岡田 茂さん Age 36
うどん屋を切り盛りする今でこそ割烹着が板についている岡田さんだが、これまではTシャツ×スニーカー姿で厨房に立つのが日常だった。そして「そのほとんどが、若い頃からの仲間たちが手掛けるブランドのもの。今も普段着は友達が手掛けるものがメインですね」。ファーとスエードのリバーシブルになったサニー シー サイダーのベストもそのひとつ。

「バイカーがアウターの上にベストを着ているのが格好良くて。両面ともに季節感があり、シャツやコーチジャケットなどに合わせるときに表裏を変えたりして、遊ぶのが楽しい」。年を重ねた今、仲間が作るストリートウェアとの付き合い方も熟成されて自由度が増したようだ。

コイツもついつい
「ベドウィン & ザ ハート ブレイカーズ」のシャツ


定番中の定番、白シャツもフロントポケット付きのワークテイストをチョイスする自由さが岡田さんらしい。
 
中野 理=写真 野村優歩=文 今野 壘=編集・文


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