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「Très bien!」と拍手するほど豊かな味わいに!

アプリの予想では2時間となっていたが、実際には30分超で飲みごろとなる温度の範囲に入った。

冷蔵庫から取り出してみると、ケルビンのランプも、赤から飲みごろを示す緑に変わっている。さて、早速飲み比べてみると……。

「わー!なんなのよ!!!」と叫んでしまったくらい、一口目の印象から明らかに、常温とは味わいが違う。具体的にいうと、常温に比べアルコールの刺激感が薄れているほか、ベリーや樽、ミネラルといったブルゴーニュならではの風味が、より前面に立っているのだ。わかりやすくいえば、まさに「良いお店でサーブされる良い赤ワインの味」になっている。

15度だと冷たさを感じるのではと思っていたが、口に含んだ際の温度感は、常温とほぼ変わらない印象だったのも意外な発見。ちなみに、その後、冷蔵庫に入れっぱなしにした場合(10度くらい)も試したのだが、こちらはアルコールの刺激感こそないものの、風味がかなり損なわれ、単に「飲み口の良い」だけのワインになってしまった。うーん、ワインにとって、温度がここまで大きく影響していたとは!!
と、素人でも明らかな美味しさの違いを実感できた今回のケルビン。温度を測るだけというシンプルなガジェットだが、費用対効果は十分にあると感じた。適温だけでなく、選ぶべきグラスの種類やフードペアリングまでアプリで教えてくれる点も魅力といえるだろう。
ちなみに、アプリの情報によればボジョレーヌーボーの飲み頃は14度とのこと。冷やした方が美味しいとされるので、これまでは無造作に冷蔵庫に突っ込んでいたのだが(それでも美味しかったのだが)、その認識もあらためたほうがよさそうだ。いやはや、これからワインを飲むのが、俄然楽しみになってきましたよ!
石飲敏郎=取材・文

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