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2018.09.13

たべる

下北沢のスナック「ニューサニー」で、ネコ思いの看板娘に恩返しをしたかった

看板娘という名の愉悦 Vol.31
好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
「若者の街」と称されることが多い下北沢。2013年の駅ホーム地下化に伴い、エスカレーターを上がって街に出るようになった。これが、いまだに馴染めない。
久しぶりに来たら南口が消えていて驚いた。
久しぶりに来たら南口が消えていて驚いた。
駅を出て本多劇場の先の交差点を左折。さらに歩くと、ザ・昭和といった風情の路地が現れる。今回、訪れたのはスナック「ニューサニー」。
文句なしの外観。
文句なしの外観。
扉を開けると、これまた文句なしのスナックだった。
看板娘らしき女性の姿も見える。
看板娘らしき女性の姿も見える。
「シモキタのキューピッド」という異名を持つママいわく、「オープンは1974年。私は20歳ぐらいのときに隣にあったスナック『サニー』でバイトしてたんだけど、ここが空くっていうから親に敷金を借りて独立したの」。
23歳の決断である。新しい「サニー」だから「ニューサニー」。わかりやすい。
メ「ニューサニー」という言葉遊びかと思ったら偶然のようだ。
メ「ニューサニー」という言葉遊びかと思ったら偶然のようだ。
ママにセット料金を聞くと、「本当は3000円だけど、あんまり取るのは申し訳ないから気分次第では2000円ね」。
さて、看板娘の菜央さん(23歳)にご登場いただこう。彼女が好きだというレモンサワーを注文した。


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