あの国民服ともいえるユニクロの放つスポーツカジュアル=“スポカジ”がアツイらしい。考えてみれば、全然不思議ではない。だって、ユニクロは一流アスリートをサポートするアパレルでもあるんだから。
そこに、数々のデザイナーとコラボしてきたノウハウを融合。以下にご覧いただくとおり、見事なスポカジが誕生している。
ミニマルな色使いで見せるスポカジ(=スポーツカジュアル)基本の「キ」
ユニクロが多くの国民に愛される大きな理由に、スポーツにもファッションにもしっかりと愛を注いだ、本気の物作りが挙げられる。
例えば、プロテニスプレーヤーの錦織圭やロジャー・フェデラー、そして、プロゴルファーのアダム・スコットなど、名だたるアスリートへのウェアサポートは、彼らがストレスなく実戦で着用できるクオリティを実現している証し。
ユニクロのウェアに見られる「ドライEX」素材やストレッチ素材やそれらの複合素材には、そうしたたゆまぬ研鑽が見て取れる。
一方で、毎シーズン見られるデザイナーコラボは、ファッションに対するコミットメントの表れだ。今年のトーマス・マイヤーや昨年のジョナサン・アンダーソンなど、当代一線級のデザイナーを迎えている点には、相思相愛ぶりがうかがえるほど。
だから、最先端のスポーツファッションをこうした形で実現できるのは、もはや不思議じゃない。元来のアノニマスデザインも味方して、オッサン的にも違和感なく着こなせるのはうれしい限り。アクセシブルなユニクロで“スポカジ”なんて最高じゃん。
コーチジャケットとスラックスというスポーツミックスのお手本のようなコーディネイト。ユニクロらしいのは、そのスラックスに「ドライEXウルトラストレッチ」素材を用いている点で、テーパードのシルエットが美しいうえに楽チンなのである。
“スポカジ”を新鮮に見せるカーキのグラデ
カーキを取り入れることで、柔和で新鮮な表情に。リップストップ生地を立体的なパターンで仕立てたパーカと太テーパードのストレッチチノ。何げない組み合わせが好結果をもたらしている。
リアルスポーツなコーディネイトもシルエットが絶妙
スポーツで培ったユニクロの真骨頂たるリアルスポーツコーデ。「ドライストレッチスウェット」は、肉厚感を保ちつつ軽くてドライ機能も備えた優れもの。これを、立体裁断による美しいシルエットのパーカ&リブ裾パンツで満喫。
デニムに一点、潔くハマる機能素材のラグランT
デニムをスポーツへとシフトさせるのが、速乾性のあるストレッチ素材を用いたラグランの長袖Tシャツだ。光沢感あるオリーブカラーの発色が良好。まるでハイゲージニットを着ているかのような馴染み感をもたらしてくれる。
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