時計は頼もしいビジネスツールでもある。スーツ姿を精悍に彩るのに役立つ、知的で上品な佇まいの3本。コイツは良い仕事をしてくれそうだ。
CITIZEN
シチズン/エコ・ドライブ ワン
「薄さだけでなく、強さ、軽さにも優れる先端ウォッチ」
ドレスシャツの袖にストレスなく収まる。薄型時計のメリットは、そんな点にもある。こちらは、世界最薄を誇る、2.98mm厚(設計値)のケース&1mm厚のムーブメントを持つ光発電エコ・ドライブウォッチの最新作。
薄さはそのままに、軽量にして強靭なサーメットケースに、ビッカース硬度約1900という硬質素材「アルティック」をベゼルに装備し耐傷性も向上。薄さ、強さ、軽さにおいて他を圧倒する、頼もしい仕事道具となるのだ。
CARL F. BUCHERER
カール F.ブヘラ/アダマビ
「小ぶり&ミラネーゼブレスでときには飾るのもアリ」
ビジネス服における装飾は、華美でないことが好ましいが、まるで飾らないのも味けない。そう感じる向きに推奨したいのが、小ぶりケースのミラネーゼブレスレット。130年続くルツェルンの名門によるシンプルウォッチが、その好例だ。
ユニセックスで使える39mm径ケースに精悍なシルバーダイヤル&インデックス。ブレスレットが光を乱反射して、スーツスタイルを控えめに彩る頼もしい相棒なのだ。
CALVIN KLEIN WATCHES
カルバン・クライン・ウォッチ/カルバン・クライン ハイヌーン
「都会的なミニマルデザインがオンスタイルをシャープに」
NYブランド、カルバン・クラインの都会の洗練を絵に描いたような世界観をそのまま形にしたクオーツクロノグラフ。ケース、ダイヤル、ストラップには無駄な装飾がいっさいなく、知性の漂う佇まいはドレッシーな腕元にも最適であろう。
ドーム型風防やシルバーのダイヤルカラーからは、どことなくレトロな雰囲気も漂う。モードな休日にはモノトーンで合わせるなど、使い勝手も抜群だ。
TISSOT
ティソ/ティソ シュマン デ トゥレル オートマティック
「金曜日に時計を外しても、月曜日に余裕で駆動する」
一般的に機械式時計のパワーリザーブは50時間前後が多く、フル巻き上げから3日放置できる72時間以上あれば優秀。そのなかでティソが誇るのが、スウォッチ グループ傘下のETA社と共同開発したキャリバー、パワーマティック80。つまり最大80時間駆動。
これをクラシカルな3針デイトの名作に収めた。土日に時計を着けずとも月曜朝に針が動き続けている、これ結構うれしいのだ。
※本文中における素材の略称は以下のとおり。
SS=ステンレススチール