新しい季節を迎えるとなんだか食べたくなるもの、ありますよね。夏ならやっぱりそうめん。
マーシーさんも御多分に漏れず、なぜか恋しくなるんだとか。ってことで、今回は夏野菜をたっぷり加えて彩りもボリュームもアップした“マーシー流そうめん”をどうぞ。
「ミウラメシ」を最初から読む食べないと夏を実感できないと言っても過言ではない“そうめん”。ちなみに三浦家の定番はというと、三浦農園で採れた夏野菜を使った「漬けそうめん」なるメニューとか。
「トマトやナスが採れすぎちゃうと、ひと手間加えてから麺つゆに漬けて常備菜にしてるんです」という三浦さん。コイツがそうめんに実によく合うんだとか。
さらに、レンジで加熱するだけで簡単に作れる鶏の酒蒸し、お馴染みの薬味を添えれば、食べごたえも彩りも文句なしの立派な一品に仕上がるという。うん、見ているだけでも実に清々しい!
【今回のメニュー】
夏野菜の漬けそうめん
【材料】※2〜3人分
トマト 中2個
ナス 2本
玉ねぎ 小1 / 2個
赤唐辛子 2本
みょうが 2本
青しそ 10枚
生姜 1 / 2かけ
梅干し 2個
そうめん 4束
揚げ油 適量
◆鶏の酒蒸し
鶏むね肉 1枚(約200g)
酒 大さじ3
塩 少々
こしょう 少々
ローズマリー 1枝
◆A/麺つゆ
水 600㏄
醤油 200㏄
みりん 200㏄
昆布 5g
かつお節 20g
【作り方】
◆1
麺つゆを作る。鍋に水、昆布を入れ、そのまま1時間ほど置いてから中火にかける。沸騰する直前に昆布を取り出し、醤油とみりんを入れ、沸騰したら弱火にしてかつお節を入れる。10分煮たら火を止めてザルなどで濾し、粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やしておく。
◆2
“漬けトマト”を作る。トマトを湯むき※する(※トマトのヘタを取り、お尻側の中央に十文字の切り込みを入れる。鍋にトマトが浸かる程度の水を入れて火にかけ、沸騰したらトマトを入れる。10秒ほどしたら湯から引き上げて氷水で冷やし、切り込みを入れた部分から皮をむく)。
小さなボウルや保存容器などにトマトが浸かる程度の麺つゆと湯むきしたトマトを入れ、冷蔵庫で1時間〜半日漬けておく。
◆3
“漬けナス”を作る。ナスはひと口大の大きさに切り、水気を切っておく。唐辛子は輪切り、玉ねぎは繊維に沿った薄切りにする。
鍋に揚げ油を入れて170℃に熱し、ナスを入れて紫色が鮮やかになるまで揚げる(1〜2分が目安)。ボウルや保存容器などに、揚げたナス、玉ねぎ、唐辛子を入れ、麺つゆをひたひたに注ぐ。そのまま冷蔵庫に入れて30分以上漬けておく。
◆4
“鶏の酒蒸し”を作る。鶏肉を耐熱皿に置いて、酒、塩、こしょうを両面にふり、ローズマリーをのせる。ラップをかけ、30分〜1時間ほど冷蔵庫に入れて味をなじませたら、電子レンジ(600W)で7分間加熱する。冷めたら1cm幅の薄切りにする。
◆5
そうめんを袋の表示どおりに茹でて流水で洗い、ざるに上げて水気を切り、器に盛る。
◆6
5に2の漬けトマト、3の漬けナスと玉ねぎ、4の鶏の酒蒸し、千切りにしたみょうが、青しそ、生姜、種を取り除いて包丁で叩きペースト状にした梅干しを盛り付け、麺つゆをかければ完成。
麺つゆは市販のものでももちろんOK。ただ、自分で出汁から丁寧に取ったつゆでそうめんをすするってのも、なかなかオツなもの。ひと手間加えた清々しいそうめんで、夏を存分に満喫してほしい。
[三浦理志 プロフィール]
オーシャンズモデル。愛称はマーシー。仕事のかたわら“サーフ&ノーフ”の生活を実践中。隙間を見つけては波乗りを楽しみ、数年前からは、通称「三浦農園」で収穫した野菜を使ってキッチンで腕を振るっている。
渡辺修身=写真 中里真理子=スタイリング