美味しいものがたくさんあるオアフ島でハイライトとなるメニューが、実はブレックファストに多いと話すハワイツウは多い。そこで、オアフ島在住経験もあり、現在も年に数カ月は現地に滞在しているセミ・ローカルのブランドディレクター、栗田裕一さんと一緒にオアフ ブレックファスト・ガイドを作ってみた。
ハワイで遊び疲れた翌日、また遊ぶぞー!という気持ちなれる朝メシってなんだ? しっかりお腹にたまるのに、胃に優しく体想い、そしてオッサンの心にも寄り添う3品を選抜した。
①暑さにやられたカラダを癒す優しい系
多国籍な食文化も、世界中からの移民が暮らすハワイならでは。それぞれの食文化から派生したグルメはローカルグルメとして根付き、ロコに欠かせないソウルフードとなっている。ここの「オックステールスープ」($15.95)もそんなメニューのひとつ。
口の中で、とろけるほどじっくり煮込んだオックステールは、サイドに添えられたすりおろし生姜と醤油のミックスをちょっと付けて食べるのがツウ。ハワイに来たら必ず食べたい逸品だ。
もうひとつ外せないのは大盛りの「フライドライス」($8.5)。
ガツガツと無言無心で食べてしまうほどのうまさ。
カピオラニ コーヒー ショップ(Kapiolani Coffee Shop)住所:98-020 Kamehameha Highway Aiea営業:6:30〜22:00(金・土曜は23:00まで)無休 ②サーフィン後にマストバイトな疲労回復サンド
オーガニック&ナチュラル系として知られる全米展開の高級スーパーマーケット「ホールフーズマーケット」。ヘルシーメニューが揃うデリコーナーが充実。今年5月、カカアコエリアにオープンしたばかりのクイーン店では、温かいメニューやサラダバーなどの量り売りコーナーもサイズアップ!
多彩なセレクションのなかでもお気に入りは、ヘルシーだけどガッツリお腹にたまる「ターキー、ベーコン&アボカドのサンドイッチ」($10)と「クリーム・オブ・トマトスープ」($4.99)のコンビだ。
タッチパネルで簡単にオーダーできるタブレットのオーダーコーナーも登場。
日替わりメニューのスープコーナーも楽しみのひとつ。
ホールフーズマーケット(Whole Foods Market)住所:388 Kamakee St., Honolulu営業:7:00〜22:00 無休www.wholefoodsmarket.com/ ③日本人ならやっぱりneed rice!
創業35年、日本人観光客はもちろん、ハワイ在住の日本人や日系人にも絶大な人気を誇る和食レストラン。丸ごと一匹仕入れるからこそできる大きな切り身の焼魚に、釜で炊くごはん、出汁から作る味噌汁、自家製のポン酢やつけダレなど、こだわりの逸品が並ぶ豪勢な「和」の朝食は、ハワイ滞在中だからこそ必ず食べたくなる。
脂ののったアトランティックサーモンをメインに据えた、「塩鮭定食」($18)で満腹&満足な1日をスタート!
漢字をあしらった、和モノの暖簾がお出迎え。
箸が止まらない、カラダが欲する美味しさを実感。
義経(Yoshitsune)住所:2586 Kalakaua Ave., Honolulu営業:6:00〜14:30、17:30〜22:30 無休 くりたゆういち●ハワイ・オアフ島、カリフォルニアでの在住経験を活かし、街と海が近く感じられるファッションブランド「ピッグ&ルースター」を2013年にスタート。プライベートでの趣味は、サーフィンと筋トレとグルメ。オアフのみならず東京でも常に美味しいものを探求をしている41歳、2児の父親。
宮澤 拓=写真 Maiko H. Izon、栗田裕一=取材・文
※紹介したショップ情報や値段は「オーシャンズ」2018年8月号掲載時のものです。