●圧倒的なコンテンツ数、ダウンロード可能でしかも安い「dTV」
月額500円(お試し期間:31日)
12万作品と圧倒的に作品数が多く、しかも月額500円というリーズナブルな価格で楽しめる
「dTV」。
コンテンツの幅は広く、国内ドラマから海外・韓流ドラマや映画、『アンパンマン』『名探偵コナン』などキッズに人気のコンテンツも充実している。端末へのダウンロード視聴に対応しているので、電車通勤中にシリーズ作を制覇したり、家族旅行での“子供接待動画”を用意しておけるのは確かな強み。
別料金でレンタル料が発生するタイトルも多く、スマホアプリは1画面の表示される情報量が少ないなど、完璧ではないものの、コストの安さで動画配信サービスのエントリーモデルとして検討したいサービスだ。
●Amazonプライム会員なら無料で利用できるおトクな「Amazon プライムビデオ」
月額400円/年額3900円(お試し期間30日)
他のサービスと毛色が違い、こちらは
Amazonのプライム会員に付帯する会員向けの動画配信サービスとなる。コンテンツ数は他のサービスより控えめだが、『仮面ライダー』『機動戦士ガンダム』シリーズなど、かつて少年たちの心に響くヒーロー作品をしっかりと押さえている。
また、オリジナルの作品にも力を注いでおり、ライダーシリーズ屈指の異色作となった『仮面ライダーアマゾンズ』、「週刊プロレス」をテーマに語りまくる『有田と週刊プロレスと』など、コアに攻めているところが、ウケる人にはとことんウケる。プライム会員にはこの他にも幅広い特典があるため、トータルなサービスとして見ると、かなりおトクなサービスだ。
●夜を満喫したいならば「U-NEXT」を抑えておくべきだ
月額1990円 (お試し期間31日)
国内・海外のドラマや映画、アニメ、キッズ向けと、幅広いラインナップ他のサービスに引けを取らない、また、雑誌やコミックなども読み放題となるエンタメの総合サービス
「U-NEXT」。
月額料金がやや高めだが、毎月付与されるポイントが、レンタルコンテンツへの支払いに利用可能。いかにこのポイントを上手く使うかがサービスを楽しむためのコツになっている。また、「その他」からは大人向けの作品(詳細は察して欲しい!)も多々あり、月額料金が「大人価格」なのも頷ける。
こうなると家族バレも怖いが、子供のアカウントでは年齢制限のある作品を非表示にしてくれるため、きちんとファミリーで楽しめるのだ。なんとも気が利いたサービスではないか。
●スポーツのリアルタイム中継・見逃し配信は今や「DAZN(ダ・ゾーン)」の時代だ
月額1750円(お試し期間1ヶ月)
スポーツ中継といえば衛星番組のイメージがあるが、最近は
「DAZN」の勢いが強い。MLBやNBA、欧州サッカーリーグ、テニスや総合格闘技、F1などのモータースポーツまで幅広くプロスポーツを中継。特にJリーグはJ1、J2、J3まで全試合カバーしているのはサポーターにはたまらない。
また、見逃し配信やハイライト配信(30日間)にも対応し、2端末まで同時再生できるため、サッカー中継を見ながらF1中継を見るといったマルチ視聴も可能だ。自宅サポーターとしてビール片手に応援したいならば、必ず検討すべきサービスではないだろうか。
毛色の異なる多様性。単純比較はするのではなく、自分に合ったサービスを
海外作品に強い、テレビ番組のアーカイブを見られる、オリジナル映像に力を入れている、リアルタイム中継が楽しめる……現代の動画配信サービスはユーザーそれぞれのニーズに合わせて多様性を醸し出している。また、ユーザーニーズも多様化しているため、「○○で決まり!!」などと断言してしまうのはあまりに危険だ。
やはり百聞は一見にしかず。幸いにも今回紹介した動画配信サービスは、どれも無料期間が用意されている。そちらを利用して毎晩、週末、通勤で、テレビでスマホでパソコンで。サービスに触れていくうちに、自ずと答えが導き出されるに違いない。今夜からでも、快適な自由な配信動画ライフを楽しんでもらいたい。
文=小暮ひさのり
PC誌やWEB媒体を中心にデジタルアイテムのトレンドを追いつつ、趣味の農業を楽しんでいる「電農派」テクニカルライター。特技はお掃除で、特に水回り系のお掃除が得意。主婦向け雑誌・100均グッズ誌でのお掃除グッズアドバイザーとしての一面もある。
※画像は各サービスのスクリーンショットです