“母の日”、“父の日”はポピュラーだけど、“親子の日”と聞いても大半の人には、まだ馴染みが薄いかもしれない。では、“親子の日”とは何なのか? それは、日本で活動するアメリカ人写真家のブルース・オズボーン氏が、2003年に提唱したもの。毎年7月の第4日曜日としている。
氏は、1982年にパンクバンドをやっていた日本人の若者とその母親を撮影したことをきっかけに、“親子”の写真を撮り続けてきた。その数はざっと6500組を超える。そんな活動を通して、親と子が向き合って絆を深める“親子の日”のイメージが生まれたという。
現在では、親と子が互いを見つめ、家族や地域、社会といった“環境”に敬意をはらい、平和を願うという理念へと広がり、多くの共感をよぶとともに“親子の日普及推進委員会”が発足。日本全国でさまざまな催しが行われ、少しずつ浸透してきている。
そんな親子の日に合わせて、TSUTAYAが親から子へメッセージを添えて本を送るというプロジェクトを7月よりスタートした。本を通して親子のコミュニケーションを深めるとともに、普段言葉にできない想いを伝えようというギフト企画だ。
現在TUTAYAの店頭では、“親子の日オリジナルメッセージしおり” を配布中。裏面にメッセージが書き込めるため、ちょっとした手紙代わりとして活用できる。今年の親子の日は、7月23日(日)。仕事に趣味に忙しいオーシャンズ世代も、こんな機会に一歩立ち止まって、本に思いを託しつつ、親子でとことん向き合ってみるのはいかがでしょう?
[問い合わせ]親子の日普及推進委員会 www.oyako.orgTSUTAYA「親子の日」特設サイト!http://tsutaya.jp/oyakonohi/ 長谷川茂雄=文