多少の下ネタぐらいまでなら許されるかも
先日、大のスナック好きとして知られる「浅草キッド」の玉袋筋太郎氏が、東京・赤坂に自身がオーナーを務めるスナック「玉ちゃん」をオープンさせたことを発表した。スナック界が熱い。
「『スナック』という名の愉悦」を最初から読むそして、こちらの連載も熱い。「実践編」2回目のテーマは「スナックでのマナー」である。初心者にとって完全にアウェイの場所でママや常連さんに気に入られるためには、立ち居振る舞いに気を配る必要がありそうだ。
先生は、スナック好きが高じて「スナッカー」(
http://snacker.jp)というスナック検索サイトを開設した平本精龍氏。
「セクハラやお触りはもちろんNG。初めて入る店では多少の下ネタぐらいまでなら許されるかもしれませんが、とにかく大事なのは場の空気を読むことです」
平本氏自身は静かに飲むタイプなので、ドカドカ入ってきて騒ぎ始める集団はイラっとするそうだ。そのため、料金設定が多少高めでも客層が安定している店に通っているという。
「あと、店によっては常連さんの定席が決まっていることもあります。とくにカウンター席はそのパターンが多い。あらかじめ、ママに『どこに座ればいいですか?』と聞くと好感度がアップするでしょう」
スナックは地域の人たちの交流の場
他にも注意したいのは、他のお客さんやスタッフの素性を根掘り葉掘り聞かないというマナー。職業などを隠して通う常連さんもいるため、よく知らない店での深入りは避けたほうがいいそうだ。
さらに高度な技が『お土産作戦』。地方に行った際にママや店宛てのお土産を購入して渡すと大いに喜ばれ、常連認定というゴールに一歩近づくという。
セレクトにセンスを問われそうだが、おすすめは大勢でシェアできる名産品やお菓子。「旅先で店のことを思い出してお土産を買った」という事実も感動を呼ぶようだ。
「見ていて『いいな』と思ったのは、常連客に子供が生まれたと聞いてそこにいたお客さん全員にお酒を一杯ずつおごった人。『ママも含めて皆さんに』というのが粋ですよね」
平本氏曰く「スナックは地域の人たちの交流の場」。この店の常連になりたいと思ったら、自分はあくまでも新参のゲストだという気持ちを忘れないようにしたほうが良いそうだ。
取材・文/石原たきび
「スナッカー」(
http://snacker.jp)のおすすめスナック Vol.7
6000円で食べ飲み放題、若いママの手料理も絶品!
「コスモス70」
営:18:00~25:00
休:日曜・祝日
住:愛知県名古屋市中区錦3丁目4-18 CIEL BLUE錦3丁目4F
電:052-684-8685
次回を読む