「街角パパラッチ&家」特集 Vol.74
2021.08.30
WATCH

カルティエ、シャネル……非専業ブランドの腕時計が魅力的なワケ

ハイジュエラーである「カルティエ」と「ブルガリ」。そしてファッションブランドである「シャネル」と筆記具ブランドの「モンブラン」。

非専業ブランドである4社が手掛ける腕時計には、それぞれの分野で培われたセンスが随所に宿る。

 

伝統を継承し蘇った角形の傑作

非専業ブランド故の魅力。ハイジュエラーや筆記具ブランドが手掛けた腕時計に惹かれる
SSケース、縦41×横31mm、自動巻き。48万9500円/カルティエ 0120-301-757 © Cartier

CARTIER
カルティエ/タンク マスト

1917年に戦車をモチーフとして誕生した「タンク」ウォッチをベースに、その魅力を幅広く訴求するべく再解釈を加え、’70〜’80年代のカルチャーシーンのアイコンともなった「マスト ドゥ カルティエ」。

この名作をオマージュしつつ、現代の技術でアップデートをさせたのがこの「タンク マスト」だ。

1970~’80年代に製造されたオリジナルの「マスト ドゥ カルティエ」。N.Welsh, Collection Cartier © Cartier

丸みを帯びた角形ケースの縦枠、レイルウェイとローマンインデックスを採用したダイヤル、リュウズのカボションセッティングなど、「タンク」のデザインコードを刻む。

 

メモリアルなヒット作の刺激的なカムバック

アルミニウム×チタンケース、40mm径、自動巻き。50万500円/ブルガリ(ブルガリ ジャパン 03-6362-0100)

BVLGARI
ブルガリ/ブルガリ アルミニウム ウォッチ

1998年にデビューした「ブルガリ アルミニウム」は、社会現象と言っていいほどの人気を博した。アルミニウムケースにブラックラバーのベゼルとブレスレットを備え、ひと目でそれとわかるあのタイムピースが、20年以上の時を経て蘇った。

耐久性を向上させた独自のアルミニウム素材を採用し、その特有の質感に加えて、モノトーンを基調にしたクールなデザインはまさにオリジナルを想起させる。

往時を知らない世代には新鮮な、知っている世代には懐かしくも刺激的なニュアンスを楽しみたい。

NEXT PAGE /

何も変えずにすべてを変えた元祖セラミックスウォッチ

セラミックス×SSケース、38mm径、自動巻き。73万1500円/シャネル 0120-525-519

CHANEL
シャネル/J12

シャネルのアーティスティックディレクターだった故ジャック・エリュの卓越した感性によって2000年に生み出され、センセーションを巻き起こしたセラミックスウォッチ「J12」。

誕生から20年目を迎えた’19年、「何も変えずにすべてを変える」というコンセプトの下、リニューアルを敢行。

一見何も変わっていないようでありながら、ディテールや細かいバランスにいたるまですべてが見直され、新自動巻きキャリバー12.1が搭載された。その継承のあり方に、シャネルの哲学が垣間見える。

 

1930年代のモデルを味わい深く復刻

世界限定100本。ブロンズケース、46mm径、手巻き。367万7300円/モンブラン 0800-333-0102

MONTBLANC
モンブラン/モンブラン 1858 モノプッシャー クロノグラフ オリジンズ リミテッド エディション 100

1856年に創業し、クロノグラフに定評のあった時計工房ミネルバを、モンブランが傘下に収めたのは2007年。以降、この歴史あるブランドのヘリテージをオマージュした名作を数々ラインナップしてきた。

このモデルは、1930年代当時としては例外的なラージサイズのミリタリーモノプッシャークロノグラフを復刻したもの。開閉式オフィサーケースバックを開けると、サファイアバックを通して精緻な手巻きムーブメントが見渡せる。

ブロンズ特殊合金のケースも、使うほどにヴィンテージな味わいを加えていく。

 

※本文中における素材の略称:SS=ステンレススチール

柴田 充、まつあみ 靖、増山直樹=文

# カルティエ# ブルガリ# モンブラン# 腕時計
更に読み込む