仕事でプロジェクトを進行するならば、目的やターゲット、スケジュールなどを簡潔にまとめ、自身のアイデアを社内で共有しなければならない。つまり、企画書が必須である。
ときにはプレゼン用にパワーポイントで大規模な資料を作ることもあるだろう。要点のみを伝えるならペライチ(1枚)で十分かもしれない。
しかし、「Gショック(G-SHOCK)」はペライチどころか、開発案や進行にも一切言及していない、たった1行の企画書から誕生した。
Gショックの生みの親、伊部菊雄さんは、後にも先にも1行で企画書を提出したことはないそうだが、1行だったからこそ社内から許可が下り、数々の困難を乗り越えて、製品発表まで辿り着けたと振り返る。
そんな伊部さんがもしもう一度、1行の企画書を会社に提出するとしたら、どのような企画書になるのか。
オーシャンズは取材前に、伊部さんに「50年後のGショック」をテーマに、1行企画書の作成を依頼。そして迎えた取材当日、伊部さんはうれしそうに、こんな企画書を見せてくれた。
「Gショック開発秘話」編はコチラから伊部さんの「想い出モデル&普段使いモデル BEST 3」はコチラから 2/2