2020.04.29
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NATO軍は間違い!? オメガが語る「NATOストラップ」のホントの起源

例えば「クロノグラフ」や「三針」や「ムーンフェイズ」など、腕時計を語るときによく使われる専門用語。

その中でも登場回数が多いのは「NATOストラップ」ではないか。

オメガのスピードマスターに組み合わされたNATOストラップ。同じ時計でも、メタルストラップとは全く違った表情を見せてくれる。

「それくらい知ってるよ。もともとNATO軍が使っていたストラップでしょ」と思ったあなた。それ、間違ってます!

実はNATOストラップの起源は、NATO軍そのものではないという。

それを教えてくれたのは、世界的時計ブランド、オメガ。どういうことか、聞いてみよう。

 

そもそもの起源は英国軍

オメガのNATOストラップは、第二次世界大戦中に英国のパイロットや航海士、そして軍人が使用していたレザーやキャンバス製のストラップを起源とするという。

1940年代当時、英軍に供給されたオメガ製時計。

第二次世界大戦末期、英国防衛省は現在でも知られている防水腕時計の規定を制定し、オメガはこの規定を満たす膨大な数の時計を納品していた。

戦後の1948年からは、英国軍の新しい腕時計について協議が始まり、やがて耐磁性、防水性、耐衝撃性などの条件に加え、初めてストラップの製造方法についても詳細に決められた規定が定められた。

そして1950年代初頭、この規定を満たした腕時計の注文を初めて受けたのが、オメガだった。

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正しい語源は「NATOストックナンバー」

1973年には、ストラップのサイズ、色、素材などにいたるまでさらに細かい決まりが制定された。

丈夫で交換も用意なストラップとして、普及していったNATOストラップ。

英国軍人の標準装備のひとつとなったこのストラップは、NATO(北大西洋条約機構)軍そのものではなく、その加盟国メンバーによって承認されていた13桁の「NATOストックナンバー(NSN: National Stock Numberとも言う)」に由来し、しばらくの間は、申請に必要な書類のG10という書式から、“G10 NATOストラップ”というあだ名で呼ばれていたという。

やがて、このストラップの頑丈さと見た目のカッコ良さ、付け替えの容易さなどから、NATOストラップとして世界中に広まっていった。

オメガの名作「スピードマスター プロフェッショナル」に組み合わされた、ミリタリーグリーンのポエステル製NATOストラップ。グッとミリタリーな雰囲気にしてくれる。

つまり、NATOストラップの起源は英国軍であり、語源はNATOによる承認ナンバーからなのだ。確かに、よく考えればNATO軍はさまざまな国の軍隊から成り、採用される腕時計は国によってそれぞれ違うはずだ。

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パイオニアであるオメガのNATOストラップが凄い!

上記のように、NATOストラップの原型を1950年代に初めて生産したオメガは、現在もNATOストラップに力を入れており、その種類とカラーバリエーションは数百に及ぶ。

1940年代の起源から続くタフさと付け替えの容易さはそのまま。多くのバリエーションを揃えるオメガのNATOストラップ。[ベージュ、ストライプ、オリーブグリーン]各1万8000円、[ブラウン]2万7600円/オメガ 03-5952-4400

単色から国旗のモチーフのものまでデザインは豊富に揃い、誰でもお気に入りのNATOストラップを見つけられるはずだ。

そして今、オメガの公式サイトでは、オメガの好きな時計に豊富なNATOストラップをバーチャルで組み合わせて見ることができるサービスを展開中。

オメガ公式サイトのNATOストラップページ。画面上で時計のモデルを選び、下でストラップを選ぶと、画面上で組み合わされる。

手持ちの一本や狙っているモデルで、いつもと違うコンビネーションを楽しんでみてほしい。

 

では、起源もしっかりとわかったところで、さあ、次はどの時計にNATOストラップを試してみようか。

[問い合わせ]
オメガ 
03-5952-4400
www.omegawatches.jp/ja/accessories/nato-straps/product

# オメガ# NATOストラップ
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