素晴らしきかな、腕時計との出会い Vol.13
2019.08.26
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地球、月、太陽、星……宇宙の魅力が詰まった腕時計が持つ磁力

世界から61ブランドが出店する日本最大級の時計展「三越ワ ールドウォッチフェア」。限定品、 稀少モデルなどとともに奥深き時計の魅力にドップリ浸れる14日間は8月21日(水)からスタート! 

今年は、人類の偉業のひとつ、アポロ11号月面着陸50周年である。加えて、科学技術の急速な発展により、宇宙への注目度は右肩上がりで、その存在はずいぶん身近になったと実感できる。

そんな折、宇宙へのつながりを連想させる腕時計が大豊作なのだ。もちろん時計自体、天体の動きを腕元に刻んだものでもある。138億年ともいわれる宇宙の歴史が腕元で感じられるのなら、そんな時計を眺めて、はるか彼方に思いを馳せるのも素敵じゃないか。

BOVET
ボヴェ/リサイタル 22 グランドリサイタル
地球、月、太陽の動きを再現した“天体劇場”

BOVET ボヴェ/リサイタル 22 グランドリサイタル 地球、月、太陽の動きを再現した“天体劇場”
世界限定60本。K18レッドゴールドケース、46.3mm径、手巻き。5500万円/DKSHジャパン︎ 03-5441-4515

モデル名のとおり、“天体のリサイタル”そのものだ。地球、月、太陽の運行を立体的に表現したデザインから、そのコンセプトが理解できるはず。6時位置のトゥールビヨンキャリッジは太陽を表し、職人がハンドペイントした半球状の地球は反時計回転をして24時間を表示。その周囲を、月を模したボールが実際の朔望周期で回るという仕掛け。

月齢は地球儀の外周に配置されたリングで表示する。同時にデイ&ナイトもわかる。受注生産のため、地球儀の方位もカスタマイズ可能。背面にパーペチュアルカレンダーまで備えた、実用的な美術品である。

705のパーツからなるパーペチュアルカレンダーを搭載。曜日、月、閏年、レトログラード式日付表示をケースバックから覗くことが可能
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ARNOLD & SON
アーノルド&サン/HM パーペチュアル・ムーン・アベンチュリン
立体的に輝く巨大な月で“セルフ月見”

ARNOLD & SON アーノルド&サン/HM パーペチュアル・ムーン・アベンチュリン 立体的に輝く巨大な月で“セルフ月見”
世界限定28本。K18レッドゴールドケース、42mm径、手巻き。384万円/アーノルド&サン 0570-03-1764

澄み切った夜空を見上げたときの満天の星、そして、煌々と光り輝く月。この感動を腕元に表現したのが、本作だろう。何より美しいのは、直径11.2mmにも及ぶという立体的な月だ。手彫りされた月の模型をベースにK18レッドゴールドで複製したリアルな凹凸は、迫力満点。

その主役を盛り上げるのが、ムーンディスクに施された波状のギョーシェと、ダイヤルのアベンチュリンクオーツだ。光を受けるたびに変わるその表情は、時刻を確認する以外でも、思わず眺めたくなるもの。さらにこの月は、誤差が122年に1日という高精度ムーンフェイズであることも付記したい。

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PATEK PHILIPPE
パテック フィリップ/セレスティアル 6102
簡潔明瞭。名門が導き出した天体表現の最適解

PATEK PHILIPPE パテック フィリップ/セレスティアル 6102 簡潔明瞭。名門が導き出した天体表現の最適解
K18ローズゴールドケース、44mm径、自動巻き。3088万円/パテック フィリップ ジャパン 03-3255-8109

ジュネーブの最高峰ブランドが放つ天体時計の文字盤は、シックなブラックサファイアクリスタルがベース。無限に広がる宇宙空間を表現したものだろう。先行して発表された同機構を備えるプラチナモデルのネイビーダイヤルとは趣を異にしている。

ダイヤルの楕円が示すのは、ジュネーブと同等の緯度の上空に見える天体だ。正確に朔望するムーンフェイズ、月とシリウスの子午線通過時刻もディスク状の矢印で表示。ポインター式デイト表示や、スケルトナイズされた時分用のリーフ針など、天体を邪魔することなく簡潔を極めた美意識もさすが。

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CZAPEK
チャペック/ケ・デ・ベルク ミッドナイト・イン・ジュネーブ
遠き日のジュネーブの夜空を想起させる

CZAPEK チャペック/ケ・デ・ベルク ミッドナイト・イン・ジュネーブ 遠き日のジュネーブの夜空を想起させる
世界限定18本。SSケース、42.5mm径、手巻き。280万円/ノーブルスタイリング︎ 03-6277-1604

19世紀のジュネーブで活躍した天才的な時計師として知られるポーランド人、フランソワ・チャペック。突如歴史から姿を消した偉人のスピリットを現代に蘇らせるべく、100人以上ともいわれる世界中の時計愛好家が資金提供することで、2016年に復興を果たし、早くもその優れたクオリティで高評価を獲得している。

7日間パワーリザーブを搭載するクラシックモデルのダイヤルに使用された素材は、神秘的な天然石アベンチュリン。“ジュネーブの深夜”と銘打たれた、光り輝くその様からは、まさに遠き日のチャペックが見た夜空にも通じるロマンを感じずにはいられない。

 

[イベント詳細]
第22回 三越ワールドウォッチフェア
期間:8月21日(水)〜9月3日(火)
場所:日本橋三越本店 本館6階ウォッチギャラリー、本館7階催物会場(7階は8月26日まで)

※本文中における素材の略称は以下のとおり。SS=ステンレススチール、K18=18金

川田有二=写真 石川英治(Table Rock. Studio)=スタイリング 竹井 温(&’s management)=ヘアメイク 柴田 充、髙村将司=文

# パテック フィリップ# 三越ワ ールドウォッチフェア# 腕時計
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