スイスの腕時計ブランド
「TUDOR(チューダー)」が日本に上陸して約半年。自社製ファブリックストラップをはじめ優れたデザインで我々を魅了したそれらは、あっという間に品薄状態となり、注目の高さを実感させられたが、そこへ新たに仲間入りした「ノースフラッグ」もまた、日本デビュー2週間で大きな話題となっている。
まず目に飛び込んでくるのは、秒針など随所に使われたイエローである。ブラックフェイスに映えつつ、ポップな印象のデザインは以前、愛用者の取材で尾崎雄飛さんが言っていた
「ロレックス社という安心感と遊び心が楽しめる」チューダーの魅力をそのまま継承していると言えるだろう。
そして、12時と6時に配されたアラビアインデックスは、現行の他モデルにはない「ノースフラッグ」特有のデザインだ。ベゼルは黒のセラミック素材で縁取られ、フェイスの印象を強めるのにひと役買っている。
「ノースフラッグ」を象徴するデザインがもうひとつ。9時位置に配されたパワーリザーブインジケーターである。約70時間のパワーリザーブを誇る自社製ムーブメントを搭載するため頻繁に巻き上げる必要はないが、デザインのアクセントとして我々の目を楽しませてくれることは間違いない。
ちなみに、ステンレスブレスレットとともにラインナップするレザーストラップのモデルは、マット仕上げのブラックレザーに、イエローステッチが施されスポーティな印象。ベルトの裏側はイエローになっていて、着ける人の気分を高揚させてくれる。
「もちろん」という冠が付いてしまいそうだが、「ノースフラッグ」もすでに品薄状態。だが現在、追加生産をしているとのこと。「もう買えない?」という不安はひとまず払拭されそうだ。実際に「ノースフラッグ」が目の前に現れたときには、ぜひ手にとってもらいたい。
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日本ロレックス03-3216-5671www.tudorwatch.com/ja※本文中における素材の略称:SS=ステンレススチール