左脳を刺激する! オッサンIT化計画 Vol.7
2017.10.24
LIFE STYLE

話題の最新版Apple Watchって、オッサンにも必要なモノなの?

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先日発売されたばかりで話題の「Apple Watch Series 3」。便利な機能を多数備えているそうだが、いまだに「スマートフォンがあればスマートウォッチって必要ないのでは?」と思っている人も多いのでは? 実際、オッサンにとって最新版のApple Watchは必要なモノなのだろうか? 以下、試用レポートです。

「eSIM」搭載で、より自由に使えるようになった腕時計型の情報端末

そもそも「Apple Watch」とは何か? 辞典風にまとめるなら「iPhoneと連携する時計型の情報端末」ということになるのだろう。メールのチェックや返信をする、電話をかける/受けるなど、スマートフォンでできることの大半は(従来機種を含む)Apple Watchシリーズでもできるようになっている。

そんな同シリーズの最新作「Apple Watch Series 3」の最大の特長は、単体でモバイル通信ができる「eSIM」搭載モデル(GPS+Cellular)がある点。これまではiPhoneが近くにないと通信を必要とする動作はできなかったが、このモデルならiPhoneを持ち歩かなくてもメールのチェックや電話、さらに「Apple Music」のようなストリーミングでの音楽配信サービスが利用できる。また、通信を行えるので「Apple Pay」に追加したSuicaがチャージ可能に。残高を気にせず、時計をかざすだけで電車に乗ったり買い物をしたりすることもできるのだ。

「eSIM」搭載で、より自由に使えるようになった腕時計型の情報端末

利用シーンにあわせ、ケースの質感やバンドのバリエーションが用意されているのも、オシャレ好きにはうれしいところ。Apple Watchシリーズのためにデザインされた、高級感あふれるHermès製バンドも販売されている

Apple Watchシリーズのためにデザインされた、高級感あふれるHermès製バンド

 

むしろ普通の腕時計より見やすい!「Apple Watch Series 3」がオッサンに優しい理由とは

概説はこれくらいにして、早速「Apple Watch Series 3」を装着してみよう。

むしろ普通の腕時計より見やすい!「Apple Watch Series 3」がオッサンに優しい理由とは

Apple Watchシリーズは、スマートフォンと同様タップやスワイプといった画面を指で触るのに加え、右側面の竜頭とボタンによって操作する。

むしろ普通の腕時計より見やすい!「Apple Watch Series 3」がオッサンに優しい理由とは

基本的には画面を触るだけで、ほとんどの操作が行えるのだが、たとえば長文のメールなら、竜頭を回すことで画面をスクロールできるというように、竜頭やボタンが補助的な役割を果たしてくれる。この画面+竜頭の操作は、当初予想した以上に直感的で快適なもの。敢えてマニュアルの類をまったく参照せず使い始めたのだが、操作で悩むことはなかった。

オッサン世代のために特筆すべきは、画面の鮮明さだろう。小さな画面ということで、老眼による“見えにくさ”はある程度覚悟していたのだが、シニアグラスも着けず、さらには文字を太くするといったオッサン向けの設定変更をしなくても、腕を顔からやや離し気味にするくらいで、時計はもちろんメールの文面など細かな文字もほぼ問題なく視認できたのには、正直驚いた。普通の腕時計の文字盤やスマホの画面が既に見にくくなっているとお嘆きの貴兄なら、この1点だけで購入の価値があるのでは? とすら思ってしまいましたよ。

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これなら恥ずかしくない! 音声アシスタント「Siri」はApple Watchでこそ活用すべき

とはいえ、やはり画面や竜頭を指で触る操作だけでは、移動中で手がふさがっている際などに不便を感じることもある。そこで登場するのが、音声アシスタントの「Siri」だ。

むしろ普通の腕時計より見やすい!「Apple Watch Series 3」がオッサンに優しい理由とは

時計に向かって「ヘイSiri」と呼びかければアシスタントが起動。続けてたとえば「これからの天気はどうなる?」と聞けば、現在地の今後の天気予報を教えてくれる、といった具合に応答してくれる。このほか、スケジュールの確認など、音声だけでも大抵の操作が可能。「iPhoneのSiriを試してみたが、端末に話しかけるのが恥ずかしかった……」という人もいるだろうが、「Apple Watch Series 3」の場合は、腕を口元に寄せ、そっと囁くだけで良いので、思いのほか周囲の目を気にせず、自然にSiriが利用可能。むしろ周囲の目を引きたい人なら、懐かしきウルトラ警備隊の通信機「ビデオシーバー」よろしく、颯爽と活用してみるのも一興だろう。

日常の運動量をチェック? 適度な運動を促してくれる“コーチ”機能が秀逸!

ここまでのレポートをまとめると、まさに腕に装着する小型のiPhoneとでも呼びたくなる「Apple Watch Series 3」だが、その真骨頂はスポーツやトレーニングといったアクティブな活動のサポート機能にあるといっても過言ではない。

日常の運動量をチェック? 適度な運動を促してくれる“コーチ”機能が秀逸!

Apple Watchシリーズには、このように背面に心拍センサーが搭載されており、装着することで自動的に心拍の計測を続けてくれる。「Apple Watch Series 3」ではさらに、GPSや気圧高度計も搭載しており、ウォーキングのような軽めの運動から登山まで、幅広い運動の記録が可能になっている。

とはいえ、一般的なオッサンにとってもっとも嬉しいのは、日常の運動量をチェックしてくれる「アクティビティ」機能だろう。

このように、日々の消費カロリーや、早歩き以上の運動(エクササイズ)をした時間、立って動いていた時間など、様々な側面から運動量をチェックしてくれる。気圧高度計を利用し、階段を昇降した量(に相当する移動)まで計測してくれる点もすごい。

運動不足気味な場合に、運動を促してくれたり、逆によく運動をした時には褒めてくれたりするwatchOS 4から追加された「アクティビティコーチ」という機能もユニークだ。

もちろん、サイクリングやランニングといったスポーツのサポート機能もあり。「Apple Watch Series 3」のGPS+Cellularモデルなら、iPhoneを携帯しなくても通信できる点は、かなり快適だ。

これはApple Watchシリーズ共通の機能(アプリ)なのだが、今回試用したなかでも、かなり感心したのが、一定時間ごとに深呼吸をうながしてくれる機能。

画面の指示に従い深呼吸するだけと、内容はいたってシンプルなのだが、そのリラックス効果はかなりなもの。忙しい毎日を過ごしていると、ついつい呼吸も浅くなってるんですなぁ。

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結局のところ、オッサンだからこそ、新しいApple Watchが必要なのかもしれない

正直なところ、試用するまでは「話題つくりにはぴったりなガジェット」という程度の認識だった「Apple Watch Series 3」。しかし、実際に試用した結果、

・画面がかなり鮮明で、普通の時計やスマホよりも、むしろオッサンの目に優しい
・音声アシスタント「Siri」を使った操作がかなり快適。iPhoneを取り出さず、あれこれできて便利
・適度な運動を促してくれる「アクティビティコーチ」のおかげで、普段よりアクティブに過ごせて嬉しい限り
・深呼吸を促す機能が、思わぬリラックスと癒しを与えてくれた……

と、むしろ「オッサンにこそ必要」と言いたくなるメリットを多数発見することができた。強いてネガティブな要素を挙げるとすれば、デザイン的にスーツやフォーマルなファッションとの相性が心配なところではあるが、むしろ誰が見ても「お、アップルウォッチ!」とわかるほど認知されている製品だけに、従来の時計とは違う“Apple Watch”というアクセサリーである、という感覚で身に着ければよいのかもしれない。なによりも標準的なケースとバンドの組み合わせであれば5万円程度と、オッサン向けの時計に比べかなりリーズナブルな点が魅力というもの。新しモノ好きはもちろん、毎日をよりアクティブに過ごしたくなってきた大人向きけにも、オススメのガジェットといえるだろう。

文・構成=林檎星郎

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