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2020.10.04

ライフ

カルチャーの匂い漂う「ビッグ ラブ レコーズ」を渡辺真史さんが尋ねた

原宿と千駄ヶ谷の間。3階の店舗につながるビルの階段を上りきると、ひとりの女性が出迎えてくれた。

この日の訪問先である「ビッグ ラブ レコーズ」のディレクター、平田春果だ。

渡辺真史●2003年にDLX CO.,LTD.を設立し、ベドウィン & ザ ハートブレイカーズをスタート。ディレクターとしてその辣腕を振るう。
訪れたのは渡辺真史さん●1971年、東京都生まれ。10代の頃からモデルとして活躍し、武蔵野美術大学で学んだ後、渡英。2003年にDLX CO.,LTD.を設立し、ベドウィン & ザ ハートブレイカーズをスタート。ディレクターとしてその辣腕を振るう。

平田
 お久しぶりですね。

渡辺 元気そうだね! やっぱりここはカルチャーを感じるな〜。春果ちゃんがディレクションするグッズ、カフェスペース。センスの良いレコードのセレクトだけが、決してメインじゃない。

平田 働いて17年経ちますが、最初はカフェスタッフとしての採用で音楽にもさほど明るくなかったんです。

渡辺 それは意外だ。僕らが知り合ったのは何年前かな?

平田 う〜ん。べべタン(渡辺の愛称)と訓ちゃん(野村訓市)とカリ(カリ・ソーンヒル・デウィット)で、とんかつを食べたのは覚えてますけど……。

渡辺 懐かしい! カリがデザインしたお店のロゴは、今やここの代名詞だね。

平田 カリのレーベルのレコードが置きたくて連絡したのをきっかけに、ロゴも作ってもらいました。それ以来、一緒に旅行をするほど仲良くしてます。

渡辺 カリとのつながりも含め、ここにはすごく素敵なコミュニティがある。


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