今注目の人に、人生を楽しむヒントをインタビュー。
昔からアウトドア遊びが大好きという俳優の中川大志さんに、マイブームから理想の大人像までを幅広く聞いた。
アウトドアをして過ごす時間は何にも代えがたいひととき
撮影中、くるくると光線の色が変わる撮影機材を眺めながら「これすごいですね」と、子供のように目を輝かせる。俳優・中川大志は、何に対しても好奇心旺盛なタイプであると自ら語る。
「興味が湧くと、とりあえず何でもやりたくなってしまうんですよね。釣り、キャンプ、バイク、スノースクート……、とにかく外で遊ぶことが大好きで、どれも小さい頃に父や祖父からきっかけを与えてもらい、ずっとハマっているんです。だから、基本的にお休みの日は外に出てアウトドア活動と言いますか、自然に触れて過ごすことが多いですね。極端な話、趣味のために仕事を頑張っていると言ってもいいくらい僕にとってそういう時間は大切なんです」。
徹底した遊びっぷりは、将来が楽しみなまさに“次世代オーシャンズ系男子”。若くしてこれほど多くの趣味を満喫している人はそういないだろう。すると「実は最近ハマってしまった趣味がほかにもあるんです……」と苦笑交じりに続ける。
「ゴルフです。ゴルフ好きの祖父の影響で小学生の頃に少しやっていて、打ちっ放しによく連れて行ってもらったりしていたんです。しばらくはやっていなかったのですが、最近また始めまして。芸能界でもゴルフ好きの先輩が多いので一緒に回らせてもらっています。
まだ全然下手だけれど、皆さんが口を揃えて『若いうちからやっておけばすぐにうまくなる』っておっしゃるので、その言葉を励みに頑張ろうと、最近は暇さえあれば練習をしています。まだ人さまに言えるほど上手ではないのでスコアは秘密です(笑)」。
なかなか上達しないところもゴルフならではの魅力
ゴルフはハマる人とそうでない人に分かれるスポーツだが、ゴルフのどこに魅力を感じるのか聞くと「それがいっぱいあるんですよ」と、ニコニコしながら熟考したのち、嬉々として語る。
「まずプレーそのものが楽しくて、気持ちがいい。ゴルフ場って緑に囲まれていて空気もキレイで、自然を体いっぱいに感じられるのが最高。体力の差や年齢・性別に関係なく、誰でも平等に楽しめるのもいい。一緒にラウンドしたら自然と仲良くなれるのも魅力だと思います」。
さらに中川のアクティブな遊びに対する興味は尽きることなく、まだほかにも気になっている外遊びがあるという。
「バイクをはじめ乗り物が大好きなんですけど、今はレーシングカートに乗りたいです。最近はできていないですが、以前は何度かサーキットへ行ったことがあって。いつか“マイカート”を所有して、自分でカスタマイズしてコースを走らせたいですね。ただこれに関してはお金も時間も相当かかると思うので、しばらくはちょっと我慢かな(笑)」。
レジャーにスポーツにドライビングと、垣根なくアウトドアを楽しむ中川。そんな彼が「こういう大人になりたい」と教えてくれたのが、オーシャンズな男だ。
後編ではそんな理想の男性像について聞いた。
中川大志●1998年、東京都生まれ。石井杏奈さんとのW主演映画『砕け散るところを見せてあげる』が全国にて近日公開。「正義と悪の区別がつけにくい物語なので、それぞれの視点で観ると感じ方がまったく異なると思います。でもそれこそが、この作品の面白いところなのかなと感じています」。
田邊 剛=写真 徳永貴士=スタイリング 堤 紗也香=ヘアメイク オオサワ系=文