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2020.04.03

ライフ

部下に友達申請はアリ? SNSに潜むハラスメントの危険を弁護士に直撃

備えよ。俺も、新学期とは・・・
上司が部下にやりがちな“あの行為”がハラスメントになるかを弁護士に聞く本企画。中編となる今回のテーマは「SNS」だ。
新入社員100人の本音を探るべく「Q4.上司からSNSで友達申請が来たらどうする?」と質問したところ、半数以上が上司からの友達申請は許可しないと回答。
では、そもそもSNSで友達申請すること自体アリなの? ナシなの? 企業法務や労働事件を手掛ける弁護士の寺田正主さんに聞いてみよう。
>「あとはやっておくよ」はパワハラ? 日常業務に潜むキケンな発言を弁護士がジャッジを読む。
弁護士・寺田正主さん弁護士・寺田正主さん
石川・寺田綜合法律事務所所属。大手アパレル会社勤務を経て明治学院大学法科大学院に進学し、平成20年に司法試験に合格。現在は第一東京弁護士会に所属し、企業法務全般および使用者側労働事件、家事事件を多く手掛ける。ズバッと言い切る語り口のおかげか、『実録!犯罪列島』シリーズ(TBS系)を中心にテレビ出演も多数。
――先日のアンケートでは、半数以上の若者が上司からの友達申請はスルーするという結果が出ました。
寺田 まあ、大前提として今は仕事関係の人とはプライベートを共有しないというのが常識ですからね。かつては正月に部下が一家揃って上司の家に新年の挨拶に行く、みたいな慣習もありましたが……今では冠婚葬祭のとき以外、上司と部下の家族が会う機会もほとんどない。時代の流れからもSNSは完全にプライベートなものとして、会社の人とは共有しないっていう若者も多いと思います。
――プライベートにうっかり踏み込んだらアウト……ってわけですね。そうならないためにも、また具体的な事象でジャッジしていただきましょう。では、


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