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2019.08.17

あそぶ

知識ゼロ・手ぶらでOK。月1万円以内でオーガニック畑を手に入れる方法

連載「週末ファーマーズライフ」を最初から読む

連載「週末ファーマーズライフ」
都市部に住む大人の男の間で、ちょっとした話題となっている「週末農業」。子供の食育にもいいし、なにより土をいじって野菜と向き合えば、心も体もキモチいい! 週末ファーマーズ志願者たちに送る、農業スタイル提案。


シェア畑

自分で育てた野菜を美味しく食べる。自給自足とはいかないまでも、趣味と実益を兼ねた「プチ農業」に憧れを持つ人って、特に都会で暮らす男性の中に多いのではないだろうか。

そこでオススメしたいのが、農業の知識がまったくない人でも、気軽に農園での野菜づくりに挑戦できる、新しいタイプの貸し農園サービスだ。

その中から今回は、食育イベントなども積極的に開催している株式会社アグリメディアが運営する貸し農園サービス『シェア畑』を紹介しよう。

「挑戦したいけど難しそう」という悩みを解消する、サポート体制を整備


設備

都市部に住む人が菜園を持つための選択肢として、比較的メジャーなのは、いわゆる「市民農園」だろう。公立の市民農園も古くから各地で運営されており、安価にプチ農業が楽しめるサービスとして、ここ数年特に人気が高まっている。

とはいえ、そうした市民農園を借りれば、誰でもすぐに、簡単に野菜づくりを楽しめる、というわけではない。多くの市民農園が「農地を貸し出す」以上のサービスを行っていないため、農業の基本的な知識がない人や、小まめに農地を管理する時間の余裕がない人の中には、せっかく農地を借りたのに、途中で挫折してしまうケースが少なくないという。

そこで最近注目を集めているのが、『シェア畑』のような新しいタイプの貸し農園サービスである。

多田さん ご自身も自宅から徒歩5分の場所のシェア畑で野菜づくりに勤しんでいるという多田さん。お子さんと畑に行くのが何よりの楽しみだとか。


「『市民農園を借りたものの、ノウハウが足りないために挫折してしまった』『憧れはあるが、大変そうなイメージがあるため、実践は諦めてしまった』といった声が多くありました。そんな野菜づくりをしたくても諦めてきた人たちの課題を解消するためのサポート体制を備えている点が、『シェア畑』の特徴です」(株式会社アグリメディア広報・多田正大さん)。

2012年からサービスを開始している『シェア畑』は、こうした新しい貸し農園のパイオニア的存在。提供エリアも、都市部及びその近郊が中心となっている。

のぼり

「例えば東京都内だけでも、現在30カ所以上の『シェア畑』を運営しています。農地に指定されているものの、実際には機能していない遊休地や、高齢化や後継者不足で管理が行き届かなくなっている土地って、都市部にも結構あるんですよね。そうした土地を有効活用することで利用者だけでなく、土地のオーナーにも好評をいただいています」(多田さん)。



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