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好きを仕事に。遅咲きの人気ヨガ講師が示す“意志”の大切さ【前編】

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連載「37.5歳の人生スナップ」
人生の折り返し地点、自分なりに踠いて生き抜いてきた。しかし、このままでいいのかと立ち止まりたくなることもある。この連載は、ユニークなライフスタイルを選んだ、男たちを描くルポルタージュ。彼らの生活・考えを覗いてみてほしい。生き方のヒントが見つかるはずだ。

「やりたいことが、なかなか見つからない人生でした」。

ヨガインストラクターの浅野佑介さん(38歳)は、穏やかな声でそう語り始めた。

地元である茨城を拠点として全国でヨガ指導を行う浅野さん。引き締まった肉体と爽やかな笑顔。女性ファンも多いそうだが、男性限定の「男ヨガ」を定期的に開催したり、同テーマで書籍も出版している「男ヨガ」のスペシャリストでもある。

「今はヨガスタジオと契約して週数回のクラスを持つほかに、市が主催する公共施設でのヨガ講座、あとはスタジオを借りて不定期で自分のクラスを主催したりしています」。

そんな浅野さんがヨガと出会ったのは29歳のとき。遅咲きの「やりたいこと探し」が実を結ぶまでのストーリーに迫った。


3カ月で売上ゼロ…最下位だった営業マン時代

今でこそ自身のやりたいことを見つけて活躍する浅野さんだが、社会人のスタートは順風満帆とは言い難いものだった。新卒で就いた仕事は自動車のディーラー。地元、茨城での営業に明け暮れた2年半、成績はなんと最下位だった。

「毎年、1年間の総売上が棒グラフになって前に出されるんですけど、名前が伏せてあっても自分だってわかるぐらい、常に成績は最下位でした。3カ月で1台も売れなかったときは、先輩から『もう諦めて買え』と言われて、自腹を切ったこともあります(笑)」。

24歳にして買った車は350万円。当時はなぜ自分だけが売れないのか思い悩んでいたが、今になって思えば、その理由は明白だった。

「振り返ってみれば、自分は車にそこまで情熱がなかったんですね。ドライブが好きな程度で、性能やエンジンにまで興味がわかなかった。お客さんになにか聞かれても答えられないし学ぶ意欲も薄かったので、そりゃ売れないですよね……」。

そんな葛藤を抱えつつも、我慢の日々は続いたが、よく面倒を見てくれていた先輩に言われたひと言がガツンと効いた。

「『浅野のこと好きだからこそ言うけど、もしかしたらこの仕事向いてないんじゃないか?』と言われて。今思うと、よく言ってくれたなって先輩には感謝していますけどね」。

図星だったからこそショックだった。どこかで、ムリをし続けているのは自分でもわかっていたのだ。その頃は毎日疲れが取れない日々が続いていたという。

「そこまで好きじゃないものを仕事にしてしまったから、ダメだったのかもしれない。今度は本気で、自分が好きなことを仕事にしようと思いました」。

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増田茂樹
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