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2018.08.26

ライフ

街の素顔が見られる場所。熱海再生のシンボル、ゲストハウス「MARUYA」

海の街<熱海編> Vol.12
二拠点居住や移住の候補地として、年々人気が高まっている熱海。実際に、この地で暮らすことを検討するなら、観光客というスタンスから一歩踏み込んだ“リサーチ”をしてみたい。そこでオススメしたいのが、ゲストハウスへの宿泊だ。熱海再生のシンボルともいえるゲストハウス「MARUYA」と、そこで行われている“街歩きツアー”を紹介しよう。
「海の街<熱海編>」をはじめから読む
 

ソーシャルな宿となるゲストハウスを通じ、街と積極的に交流を

「もうひとつの日常を持つ暮らし」をコンセプトに、熱海の中心街「熱海銀座」の中腹で営業している「guest house MARUYA」。運営は、熱海再生の中心的存在となっている会社machimoriが行っており、観光はもちろん、東京と熱海を行き来する二拠点居住のための施設としても、人気のゲストハウスである。

のびのびと寛ぎ、宿泊者同士が交流できる、オープンスペース。
「ホテルや旅館ではなく、ゲストハウスという形態を選んだ理由のひとつは、熱海の街全体をひとつの“宿”として機能させたいという思いから。宿泊はマルヤ、食事は外の飲食店、大きなお風呂に入るなら温泉というように、地域や人とつながりながら、熱海の魅力を積極的に発見してもらうための場として、2015年にオープンしました」。
こう語るのは「MARUYA」スタッフの渡辺さん。熱海という“街”を深く知り、そこから本格的な二拠点居住や移住を検討するためのきっかけとして、寝泊りだけから利用できるゲストハウスを活用してほしいという。
客室は21部屋。ドミトリー形式だが、一つひとつが仕切られ、シングル、ツインのふたつのカプセル型、3人まで泊まれる個室も備えている。

壁紙は、熱海ゆかりのアーティストが描いたもの。部屋ごとにすべてデザインが異なるのも楽しい。
こうしたコンセプトのもと、「MARUYA」で定期的に開催しているのが、熱海の街を知るための「街歩きツアー」だ。基本的には、宿泊者を対象としているが、希望があれば宿泊をしていない人でも参加することができるという。渡辺さんにガイドをお願いし、「街歩きツアー」を体験してみた。


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