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2018.07.19

たべる

新宿の鰻&ジビエの店で、イニエスタを愛する看板娘が優勝した

看板娘という名の愉悦 Vol.23
好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
新宿駅は1日の平均乗降客数が約360万人で、これは世界一のギネス認定を受けている。そんな駅を中心に四方に広がるのが新宿という街だが、明治通りの先はあまり行かない。
しかし、その先にこそユートピアがあった。靖国通りを左に曲がると飲食店が立ち並ぶ三番街。ここは初めて足を踏み入れる。
全長は150mほど。
近くには何かと話題の東京医科大学もある。学生や教授らも、この界隈で酒を酌み交わしているのだろう。
今回訪れたのは「新宿寅箱」。
「営業中」ではなく「晩酌中」というのが良い。
のれんには「鰻とジビエ」。不思議な取り合わせだ。
鰻漁用のカゴをランプとして使用。


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