オッサンにとってのスパゲティといえば、タリアテッレとか冷製ナントカではない。ミートソースにタラコスパゲッテイ……口いっぱいに頬張る味が懐かしい。そんなスパゲッティの最高峰のひとつとして、長年君臨していた銀座の「あるでん亭」が復活を果たすという!
「あるでん亭」は、1977年に銀座で創業した由緒正しきスパゲッティ屋さん。デュラム小麦を用いたコシの強く、お店の名のとおり“アルデンテ”に仕上げた麺がトレードマークの老舗であった。本場イタリア人からも支持されたこともあり、大人を気取っての銀座デートで若かりし頃に立ち寄った諸兄も多いのではないだろうか。
……がしかし、2017年3月31日、銀座ソニービルの閉館とともにに約40年の歴史に幕。その当時の惜しまれようたるや涙モノ。最終日には長蛇の列ができ、別れを惜しむメッセージが400枚近くも集まるほどだった。
ただ、その後も再オープンを願う声が次々と寄せられ、ついに8月26日に同じ銀座の地(元の場所から400mほどの距離!)で復活。メニューは閉店前と変わらないラインナップの全30種類だ。
40年守り続けてきた味はそのままに、新たなページを紡ぎはじめる「あるでん亭」。一口食べれば味わいとともに思い出が蘇る人も少なくないはず。久しぶりに妻と銀座に立ち寄って、懐かしの味を堪能するのも乙なものだろう。
【店舗情報】店舗名:あるでん亭銀座ファイブ店住所:東京都中央区銀座 5-1 銀座ファイブB1F電話番号:03 -6263 -9500営業時間:11:00~22:00(L.O.21:30)