Camp Gear Note Vol.98
2021.07.04
LEISURE

効果も雰囲気もバツグン!この夏買うべきアウトドア虫除けグッズ4選

アウトドア虫除け
「Camp Gear Note」とは……

川、山、公園、キャンプ場……。どこへ行っても、厄介な蚊が姿を現す季節がついにやってきた。この時期は、虫除け対策の充実度=外遊びの快適度と言っても過言ではない。

以前、「有効成分」と「配合率」で虫除けを選ぶ方法について書いたが、今回は2021年注目の虫除けグッズと対策法を前後編にわたってお伝えする。

虫除け対策は、やり過ぎじゃないか、ってくらいやるのがちょうどいいのだ。

 

ニューフェイス vs.クラシックス

虫除けに有効な成分の開発が進められてはいるものの、実は新しい虫除けグッズはあまり登場しない。そんな中、3年前の登場以来、年々認知度を広げているニューフェイスが、こちらの「屋外用蚊よけKA•KO•I」。

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STRONTEC「屋外用蚊よけKA•KO•I」。ライター私物で実勢価格は6000円前後。

薬液ボトルを超音波振動式噴霧器に取り付けた製品で、その名のとおり、半径3.6m(40㎡)の範囲を蚊除けバリアで囲ってくれる。

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付け替え用の薬液ボトルは1本で約30時間有効。実勢価格は1000円前後。これを高いととるか、安いととるか。

スイッチをオンにしておくと、ヤブ蚊類にも効果がある新成分「メトフルトリン」を一定間隔で自動的に噴霧してくれる仕組み。

人感センサーを搭載しており、本体上部で人の動きを感知すると自動的に噴霧をストップしてくれる賢いヤツだ。火や熱を使うシステムではないので、小さい子供のいるキャンプサイトでも安心して使うことができる点でもポイントが高い。

注意点は、屋外で使う前提の製品なので、テント内や室内などの密閉された空間では使わないこと。薬品の濃度が高まり過ぎてしまうらしい。

対して、ベーシックな蚊取り線香も変わらずの人気を誇る。

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「スケボーデッキの蚊取り線香ホルダー」1万2980円/ペレグリン デザイン info@peregrine-f.com

案外気の利いた蚊取り線香ホルダーを見つけるのは難しいが、今年ペレグリン デザインから登場した「スケボーデッキの蚊取り線香ホルダー」がかなりイケてる。

この美しい模様のベースプレートを見よ。実はこれ、折れたスケボーの板を重ね合わせた素材で作られているのだ。部分によって、一枚として同じ柄はない一点ものなのだそう。

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福生をベースに内装や特注家具を手掛ける工房「Ten Artworks」とのコラボ作品。

これを職人が一枚一枚カットし、溝を削り出していく。素材から作り上げていく果てしない手間隙のかかり具合は、工業製品ではなく、工芸品と呼ぶほうがふさわしい。

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1日に作られる枚数はわずか。こりゃ、手間暇かかってます。

カラビナ型の金具の真ん中に、蚊取り線香を挟み込むシンプルな構造が採用されている。プレートに映し出される影さえも、作品の一部のようなデザインだ。

引っ掛けてぶら下げてもいいし、テーブルや地面に置いても使える2-WAY仕様なので、キャンプサイトでも自宅でも使う場所を選ばない。

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夏は灯りも虫対策を意識して選ぼう

「飛んで火に入る夏の虫」とのことわざがあるように、夏の虫は光に集まりやすい。このキャプテンスタッグ 「LEDバグランタン」は、その習性をあえて利用したアイデア商品だ。

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高さは12cmほどの手の平サイズ。「LEDバグランタン」6600円/キャプテンスタッグ 0256-35-3117

3段階に調整できる高光度のLEDライトに、誘虫ライト(コンビニの外にあるアレです)を組み合わせている。

LEDライトと誘虫ライトの電源ボタンは独立しているので、それぞれどちらかだけを使うこともできる。誘虫ライトだけを使う場合、フル充電で連続20時間使用可能。

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テーブルに置いてもいいし、フックで吊り下げても使える。

USB充電式で乾電池が不要なのもありがたい。万一電池が切れても、車のシガーソケットから充電できる。

キャンプ撮影時に試しに外に起きっぱなしにしてみたのだが、明け方にチェックすると、なかなかの量の蚊が餌食になっていた。小さいライトだが、その実力は侮りがたし。

 

SOTOの「虫の寄りにくいランタン」も、虫が寄りにくい3つの効果が盛り込まれている、ロングセラーを記録している人気商品だ。

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「虫の寄りにくいランタン」9680円/新富士バーナー(SOTO) 0533-75-5000

まず、最大の特徴は光がオレンジ色なこと。通常の黄色や白い光は波長が短く、虫が寄りやすいが、オレンジ色の光は波長が長く、虫が光に気が付きづらい。

さらにリフレクターを装着することで、虫の多い方向の光をカットして必要なスペースだけを照らすことができる。リフレクターには市販の蚊取りマットを装着することもでき、ランタン自体が防虫アイテムとしても機能する。

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本体自体がケースになる収納構造を採用。ガラス製のホヤをしっかり保護する。

また、パワーブースターを搭載しているため、寒い場所でもドロップダウンが少なく、安定した光量を得られる。

燃料はどこでも手に入りやすく、価格も手頃なカセットガスを採用。バーナー類と燃料を共有できるメリットがある。

老舗バーナーブランドならではの気の利いたディテール設計は、純粋なランタンとしてみても魅力的だろう。

紹介した製品はどれも優れたものだが、ひとつだけで万全な対策を構築することは難しい。いくつかの併せ技を使いこなしてこそ、快適な空間を作り上げることができるのだ。

次回は最新の虫除けウェアとクラシックな虫除け対策を併せて提案したい。お楽しみに。

「Camp Gear Note」
90年代以上のブームといわれているアウトドア。次々に新しいギアも生まれ、ファンには堪らない状況になっている。でも、そんなギアに関してどれほど知っているだろうか? 人気ブランドの個性と歴史、看板モデルの扱い方まで、徹底的に掘り下げる。 上に戻る

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池田 圭=取材・文 宇佐美博之、見城了=写真

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