2020.12.13
LEISURE

「On」の代表作“クラウド”って実際どうなの? シューズ評論家が試走レビュー

勝手に履いて“RUN”キング●テクノロジーの進化の賜物か、ランニングシューズの日進月歩が止まらない。どれもこれも良さそうだが、つい目移りして何を買っていいのやら……ってアナタのために、話題のモデルを履いて検証!

在宅勤務や外出自粛、ジムの休業などを背景に、少しでも運動不足を解消しようとランニングを日課に取り入れる人が激増しているらしい。

ランニングを始めたいと思ったら、またはランニングが徐々に楽しくなってきたなら、次に気になるのはやはりランニングシューズだろう。

1万3800円/オン・ジャパン 050-3198-1181

難しいことはよくわからないけれど、やっぱり自分に合った一足が欲しい! ということで、新企画「勝手に履いて“RUN”キング」では、そんな悩めるランナーたちのために、さまざまなランニングシューズを滅多履きしていく。

第一回は、1500足を超えるシューズを履いてきたフリージャーナリストの南井正弘さんも注目している新鋭ブランド「オン(On)」にフォーカス。

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南井正弘●フリーライター。主にプロダクト担当としてスポーツブランドで10年間勤務後、ライターに転身。スポーツシューズ&アパレルやスニーカー分野への造詣が深く、ランニングギアマガジン及びポータルサイト「Runners Pulse」の編集長も務める。フルマラソンのベストタイムは3時間52分00秒。

2010年にスイスで生まれたオン。「穴凹」だらけのソールが特徴的で、近年、ランニングシーンのみならず、ファッション面での人気も急速に高まっている注目株だが、まずは、ブランドを代表するフラッグシップモデル「クラウド(Cloud)」に南井さんが足を通した。

まず目にとまるのが、特徴的な靴紐。通常の靴紐も付属しているけれど、これは取り換えるべきなのか……?

「初めてクラウドを見る人は、少し変わった靴紐の仕様に戸惑うかもしれませんが、クラウドはもともとこういう仕様。シューレースはゴムになっているので、足を通せばすぐ走り出せます。どうしてもキツくしたい人は、一般的なシューレース同様に結び直すこともできますが、基本的にはそのままで問題ありません」(南井さん)。

通常のシューレースとスリッポンのいいところ取りをしたデザインは、足の動作にあわせてフィット感がリアルタイムで変化。これに病みつきになる人も多いのだとか。

「これがオンのいちばんベーシックなモデルで、シリアスなランからカジュアルな普段履きまで活躍してくれます。プライス的にも手に取りやすいし、10以上の豊富なカラバリもうれしい。

エントリーモデルでありながら、これを履いて大会で入賞するトップ選手もいるぐらい機能性が高いんです。ちなみに、スイス出身のテニス選手、ロジャー・フェデラーが投資家およびアドバイザーとして2019年にオンに参加したことも話題になりましたね」(南井さん)。

「履き心地としては、シリーズの持ち味を分かりやすく体感できるモデルになっています。オンブランドの特徴を端的に言うと、自然な着地と力強い反発性。これを一足で兼ね備えているのがすごい。

大抵の場合は、自然な柔らかい着地だと安定性が良くないし、反発性はなくなってしまうんですよね。“CloudTec”という独自のクッションテクノロジーが、その両立を高いレベルで実現してくれています」(南井さん)。

特徴的な「穴凹」ソールの正体は“CloudTec”。オンが特許を取得している独自技術のことらしい。ランナーたちの間でオンへの“乗り換え”が続出している理由のひとつは、ランシューの常識を覆すCloudTecの登場によるところが大きいという。

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「クラウド」はオンらしさを体感できる万能モデルだった!

ソフトな着地と爆発的な蹴り出しを得意とするスイスの雄、オン。

中でも、「雲の上の走り」をコンセプトとした「クラウド」は、そんなブランドの魅力を存分に体験できるモデルのようだ。

オンはエントリーモデルや上級者用という従来のカテゴライズをしていないため、初心者~上級者問わず、長く付き合える、ランナー基本の一足と言える。そして実は、オンのラインアップもいろいろモデルが細かく分かれているようで……。

ということで、次回はオンの人気3モデルを履き比べて、その実力を検証!

 

[問い合わせ]
オン・ジャパン 
050-3198-1181

市川明治=写真 ニッセン シュウ=取材・文

# On# スニーカー# ランニング# ランニングシューズ
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