美容&健康にコミット!「24時間ウェルネス宣言」特集 Vol.9
2020.12.12
LEISURE

この冬はゲレンデにカムバック! ベテランスキーヤーによるギア選びのポイント

クルージングやパウダースキー、レースやフリースタイルなど、自在にターンを刻んで自由に楽しむのが今の時代のスキーだ。選べるギアも昔に比べ随分豊富になった。

そこでベテランスキーヤーたちにギア選びのポイントについて聞いてみた!

ギア選考委員はこのベテランスキーヤー3名

編集・ライター
見方 勉さん Age  50
岩手県出身。小学生でスキーに触れたものの本格的に始めたのは高校卒業後。一方、本好きが高じて雑誌の世界へ。25歳頃からスキー雑誌での編集・執筆に携わる。八幡平など東北の山好き。年間滑走日数は30〜40日。
石井スポーツ神田本館店長
佐藤 晶さん Age  46
群馬県出身。小学生でスキーを始め、中学から地元のスキークラブに入る。30代前半まで選手として活動。今は石井スポーツ神田本館の店長として日々最新ギアに触れる。ホームは長野県の野沢温泉。年間滑走日数は約30日。
フォトグラファー
若林武志さん Age  43
富山県出身。映画『私をスキーに連れてって』ブームで小学生のときにスキーを始める。しかし高校でサッカーに熱中し雪山から足が遠のく。復活は8年ほど前。以降、パウダー狙いをメインに雪山へ通う。年間滑走日数は30日くらい。

 

選考委員3名によるギア対談

ーー今年もシーズンインとなりますが、カムバックスキーヤーやこれから始めたい初心者は、どのようにギアを選んでいけばいいのでしょうか?

佐藤 売る立場からすると、どのような滑りをしたいか?によると思います。ゲレンデで使いたいならセンター幅は70〜80mmがひとつの目安。長さは身長より少し短く、目の高さくらい。もしパウダーを狙いたいなら幅100mmほどの太いものが良く、身長以上の長さがあるほうが安定感が出るので好ましいです。

見方 総じて現在のスキーは取り回しがしやすくなっています。そのため、昔はスキーを意識的に動かして回すような感じでターンしていましたが、今は楽にターンできるようになりました。

佐藤 極端な話、最初にスクールに入れば誰でも滑れるようになるだろうと感じるほど、今のスキーは扱いやすいです。

若林 僕は8年前、約20年ぶりにスキーを再開したんです。知人に滑りに行こうと誘われたことがきっかけだったんですが、彼はエキスパートで一緒に行ったのが富山県の立山。ゲレンデではなく、バックカントリーだったんです。何度かゲレンデで練習してから行ったんですが、手付かずの山を滑る立山ではパウダーにハマって転びまくり。ただ、8年前のそのときでさえスキーギアが扱いづらいという印象はまったくなかったです。

見方 スキーは何を使われたんですか?

若林 ゲレンデを楽しめつつバックカントリーも行けるオールマイティなモデルがいいなと思って、ヴェクターグライドの「メイクBC」を買いました。シンプルなデザインや色使いも格好良かったんです。

見方さんのベストセレクト

この冬はゲレンデにカムバック! ベテランスキーヤーに聞いた、ギア選びのポイントとは
[スキー]9万5000円/オガサカスキー(小賀坂スキー販売 026-226-0678)、[ブーツ]7万8000円/ダルベロ、[ビンディング]3万3000円/マーカー(ともにMDVスポーツジャパン 03-6891-5544)

[スキー]オガサカスキーの「Eターン ET9.8」
鋭いカービングターンを描け、ゲレンデ内のパウダーも楽しめる。国産ブランドでハイクオリティ。

[ブーツ]ダルベロの「クリプトン 110 ID」
適度なホールド感と足首を動かしやすい柔らかさが魅力のフリースタイル向け。

[ビンディング]マーカーの「グリフォン13 ID」
軽量で力強いバランスの取れたモデルは、どのレベルのスキーヤーにも安定した滑走を約束。

「スキーに慣れていない状況ならストレスを感じにくいギア選びがいいと思います。『オガサカスキー』は創業100年を超える日本の老舗ブランド。クオリティはお墨付きです。またスキーのブーツは足を必要以上に固めるので、まずは適度に柔らかさのあるモデルのほうが動きやすくてオススメです。軽量であればなお良し」。

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ーーブランドイメージやデザインが気に入って買うのもアリですか?

若林 全然アリだと思いますよ。

佐藤 よくお客さんからブランドによってクオリティは変わりますかと聞かれるんですが、今現在リリースされているスキーで質が悪いものって正直あまりないんです。

見方 スキー雑誌の編集部にいた頃、読者アンケートとかで「ギアの良くないポイントも載せてほしい」という意見も多く寄せられましたが、極端に悪いものって本当にないんです。ただ、その人に合う合わないということはありえます。ギアの質ではなくマッチングの問題ですね。

佐藤 人によって滑り方は違うし、ブランドごとに乗り心地の特徴があります。そこは乗り比べないとわからないので試乗会を利用するのがいいでしょうね。どのような乗り味が自分の滑りにマッチするのかを知るうえで試乗会はいい機会になると思います。

佐藤さんのベストセレクト

[スキー&ビンディング]13万9000円[セット価格]、[ブーツ]6万3900円/ともにアトミック(アメア スポーツ ジャパンアトミック 03-6831-2713)

[スキー&ビンディング]アトミックの「レッドスター X9i + X12 GW」
スピードを出しても安定したゲレンデクルージングができ、スキーが楽しく感じられる。スキーとビンディングのセットモデル。

[ブーツ]アトミックの「ホークス プライム 110S」
シェルは熱成型が可能で足へのフィット感が良好。

「スキーはサイドカーブの半径が15mと緩やかで乗りやすいモデルで、ブーツは幅が100mmと履きやすく痛みが出るような当たりも少ないモデルです。まずはゲレンデでスキーを楽しみたいと考えているカムバック組やビギナーには、クセがないという特徴のものが扱いやすくていいと思います」。

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ーースキーウェアもデザインが大きく変わっている印象があります。

若林 ひと昔前は肩パットや中綿が入ったガンダムのようなシルエットのウェアを着ていましたが、今は薄いシェルで滑る人が多いですね。

佐藤 変化が起きたのはバックカントリーというジャンルが注目されだしてからでしょうか。それにスノーボードのスタイルからも影響を受けていると思います。

若林 そうですね。僕もこの冬用にバートンのウェアを買いました。

見方 スキーヤーがスノーボードブランドのウェアを着るのも全然アリですよね。若林 佐々木明さんのように、うまいスキーヤーがスノーボードの世界観を取り込んだりしていて面白いですよね。

ーーバッジテストのようにスキーには型という文化があったと思うのですが、今はより自由になってきているんですね。

佐藤 店頭でもレースで勝つためのものからフリースタイルまで、いろんなタイプのものが並んでいます。そのすべてがスキーですし、今は多様性を楽しめる時代なんです。

若林さんのベストセレクト

[スキー]12万9280円/ヴェクターグライド 03-5615-8483 [ブーツ]8万5000円/ラング(グループ・ロシニョール 03-5846-3080) [ビンディング]8万5000円/サロモン(サロモン/アメア スポーツ ジャパン 03-6631-0837)

[スキー]ヴェクターグライドの「ポラーヴ ライト」
日本ブランドのオールマウンテンモデル。操作性は軽量かつ軽快で、パウダー滑走、高速ターンが楽しい。

[ブーツ]ラングの「XT3 120」
バックカントリーへのハイクアップ時には楽な可動性と可動域を提供してくれるフリーライド用ブーツ。

[ビンディング]サロモンの「S/ラボ シフト MNC 13」
カーボン採用の新素材とアルミスチールの組み合わせで軽量化を実現。耐久性も抜群。

「ブランドのイメージを大切にしてギアを購入することもアリだと思います。そのほうが愛着も湧きます。今僕はヴェクターグライドしか所有していませんが、ロゴだけしかないシンプルなグラフィックが格好いいと思ったし、結果乗り味も抜群でした。ここに紹介するモデルも鮮やかな色使いがとても気に入っています」。

若林武志=写真 村上由祐=スタイリング 平沼久幸=イラスト(人物) 小山内 隆=文

# ギア# スキー# ブーツ
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