ーーブランドイメージやデザインが気に入って買うのもアリですか?若林 全然アリだと思いますよ。
佐藤 よくお客さんからブランドによってクオリティは変わりますかと聞かれるんですが、今現在リリースされているスキーで質が悪いものって正直あまりないんです。
見方 スキー雑誌の編集部にいた頃、読者アンケートとかで「ギアの良くないポイントも載せてほしい」という意見も多く寄せられましたが、極端に悪いものって本当にないんです。ただ、その人に合う合わないということはありえます。ギアの質ではなくマッチングの問題ですね。
佐藤 人によって滑り方は違うし、ブランドごとに乗り心地の特徴があります。そこは乗り比べないとわからないので試乗会を利用するのがいいでしょうね。どのような乗り味が自分の滑りにマッチするのかを知るうえで試乗会はいい機会になると思います。
佐藤さんのベストセレクト[スキー&ビンディング]アトミックの「レッドスター X9i + X12 GW」スピードを出しても安定したゲレンデクルージングができ、スキーが楽しく感じられる。スキーとビンディングのセットモデル。
[ブーツ]アトミックの「ホークス プライム 110S」シェルは熱成型が可能で足へのフィット感が良好。
「スキーはサイドカーブの半径が15mと緩やかで乗りやすいモデルで、ブーツは幅が100mmと履きやすく痛みが出るような当たりも少ないモデルです。まずはゲレンデでスキーを楽しみたいと考えているカムバック組やビギナーには、クセがないという特徴のものが扱いやすくていいと思います」。
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