自転車ライフ 2.0 Vol.11
2020.09.13
LEISURE

愛用者3人を直撃パパラッチ! 今話題のe-Bikeって、実際どうですか?

街へ繰り出したら、やっぱりいました。今話題のe-Bike愛用者。なかでも目立っていたのは、デザイン的にも機能的にも洗練されているベスビー、そしてバンムーフなるブランド。

気になって仕方がないその実力を彼らに質問攻め!

 

ぶっちゃけどうなの、e-Bikeって

街の移動において自転車は非常に便利。ただ、体力があり余っていた昔に比べ、坂道を前にしてため息をつく回数が増えてきたのも事実。電動自転車という選択肢もあるが、どうも垢抜けないイメージがあり乗りづらい、というのが世のオッサンたちの本音だろう。

我々が二の足を踏んでいる中、スポーツバイクに電動アシスト機能が付いた、e-Bikeなる自転車が世界で多くの共感を集めているとか。既に国内外の多くのメーカーから続々新型が登場し、今や感度の高い人々の間でも愛用者が増えていると聞く。

満員電車のストレス回避で乗り始めたキャノンデールの「バッドボーイ」はかれこれ20年近い付き合いだが、最近はもっぱらベスビーを溺愛中。
ファーストオーダー 代表 岡田考功さん Age 41 ファッションや音楽などのエンタメ領域において数々のクリエイティブ作品を担当。満員電車のストレス回避で乗り始めたキャノンデールの「バッドボーイ」はかれこれ20年近い付き合いだが、最近はもっぱらベスビーを溺愛中。

楽だから周りを見る余裕が生まれて、安全安心
ベスビーの「LX1」

ベスビーの最上位モデル。ホワイトとブラックのモノトーンカラーや25m先まで照らせるフレーム一体型ライトなど、モダンなディテールを採用する。きっと街の視線を独り占めすること間違いなし。

「昔から満員電車が苦手で自転車が移動手段だった」と話す岡田さんもそのひとり。ただ、幸運にも仕事を通じて台湾発のベスビーの存在を知り、試乗する機会も得た。

約5時間の充電で85kmほど走れて、バッテリーは取り外し可能。「毎回の充電は手間ですが、待ち時間はそれほど長くないので苦になりません」。

「まずはスマートな見た目に引き込まれましたね。起伏のある代官山を走ってみましたが乗り心地も想像以上に快適でした」。

いつでも心はステイヤング。ただ、体がそれを許さない。その歯痒さを解消したと、今では絶賛愛用中だ。

[左]液晶モニターで走行速度や距離を確認でき、スマートフォンと連携すれば地図や盗難防止などの機能拡張もできる。ライトの点灯はハンドル横で操作可能。 [右]自転車本体の電動アシスト機能に加え、シマノの10段ギアも搭載。ギアを変えることで、強い向かい風や急激な坂道でもスムーズに走れる。

「必死にペダルを漕ぐとつらいし、視界も狭くなりがち。でも、これなら周りを見る余裕が生まれ爽快感も楽しめます。前衛的な見た目から会話のネタにもなりますよ」。

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昨年より、ピストときどき電動ママチャリのスタイルから、バンムーフの「S2」へ完全シフト。
クリエイティブディレクター 大野ケンサクさん Age 47 ブランドカタログのアートワークに加え、食イベントのオーガナイザー、自身のブランドであるゴリラタコスのデザインなど幅広く活動する。昨年より、ピストときどき電動ママチャリのスタイルから、バンムーフの「S2」へ完全シフト。

無駄を削ぎ落としたこの姿に虜
バンムーフの「S2」

クラシックなストレートフレームで、適正身長は170〜210cmと大きめの作り。シートチューブ、ヘッドチューブを貫くトップチューブが印象的で、ほかにはない独自のデザインはいっさいの無駄がない。

かたや、自転車大国、オランダからの刺客に心酔するのが大野さんだ。

「50歳も目前。ずっとピストを乗ってきましたが、そろそろ限界かなって(笑)。昨年、知人のすすめで乗り始めましたが、体にガタがきはじめた僕にはまさに渡りに船でした」。そして何よりこのルックスだ。

[左]リアホイール付近の突起したスイッチを軽く蹴るだけで簡単に施錠できるキックロック機能付き。施錠中に振動を検知すると警報が作動する。 [右]シンプルかつ無駄のないデザインのトップチューブには、前後のライト、約150kmの走行が可能なバッテリー、LEDディスプレイを内蔵。

「娘を後ろに乗せる電動ママチャリも経験してきたくち。電動自転車の実力は重々心得ていますが、渋谷や原宿はなかなか走りづらいですよね。

こいつならその心配も無用。デザイン先進国の面目躍如といったところでしょうか」。

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自他ともに認める無類のクルマ好きで知られ、これまで自転車に興味はなかったがバンムーフの「X2」を契機に改心。
デンハム・ジャパン 代表/CEO 根岸洋明さん Age 48 2011年にデンハム・ジャパンの代表に就任し、’14年からは本国のブランドディレクターとしても活躍。自他ともに認める無類の車好きで知られ、これまで自転車に興味はなかったがバンムーフの「X2」を契機に改心。

初速と運転時のスピード感は想像以上
バンムーフの「X2」

クロスバイク風のコンパクトなフレームで、適正身長は155〜200cmと家族で使えるサイズ感。トップチューブ位置を下げ、ダウンチューブと交差させることでエックスの形状を描いている。

そんなバンムーフは、とうとう車第一主義の心さえ動かした。根岸さんは語る。

「基本的にエンジンのない乗り物は避けていて、昔から四輪派。ただ、デンハム設立者のジェイソン・デンハム氏に『これはもう自転車じゃないよ』とすすめられて乗ってみたところ、えらく快適だったんですよ」。

アプリでも施錠ができ、SOSモード機能により盗難時はすべての機能がロックダウン。盗難車の追跡機能などセキュリティ対策も万全。

帰国後はもうこの一台が都心移動の中軸。「ベルがソナー音なので気付かれにくい難点はありますが、スムーズ、時短、低コストの三拍子が揃った実に頼り甲斐のあるヤツ。長距離の移動も苦になりません」と信頼を寄せる。

ハンドル横のボタンを押すとターボブーストが作動。必要なときに必要な分だけ加速できるが、スピードの出しすぎにはご注意を。

自転車に一家言あるこだわり派も、頑なだった車派も一発で納得させるルックスと乗り心地。心と体のミスマッチに悩み始めたオッサンたちに、黒船2社のe-Bikeは格好の福音となるかも。

 

佐藤康気、比嘉研一郎、鳥居健次郎、恩田拓治、中野 理、川西章紀、船生 光=写真(取材) 来池田 健=編集 今野 壘、野村優歩、大関祐詞、菊地 亮、池田桃子=文

# e-Bike# バンムーフ# ベスビー# 自転車
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