2021.03.27
HEALTH

2カ月で10kg減! かまいたち山内の、運動嫌いでもダイエットに成功した3つの方法

「ダイエットのモチベアップ術」とは……

食べ過ぎや運動不足、生活リズムの乱れ……。自粛期間中に蓄えた体の脂肪が気になるオーシャンズ世代の男性は少なくないはずだ。

人気お笑いコンビ・かまいたちの山内健司さんもそのひとりだったが、昨年の秋に一念発起し、わずか2カ月で10kgもの減量に成功した。その模様は11月にYouTubeに配信され、大きな話題を呼んでいる。

運動せずとも痩せられる――そんなダイエットの秘密は、「金森式ダイエット」と「MCTオイル」、そして「ルフロ」という3種の神器にあった。

話を聞いたのはこの人!

山内健司●1981年島根県出身。NSC26期生。2004年に濱家隆一さんとコンビを結成し、第43回上方漫才新人賞、第33回ABCお笑いグランプリなどを受賞。2017年のキングオブコントにて優勝を果たす。2020年からはYouTubeでも活動中で、「かまいたちチャンネル」は登録者数100万人を突破した。

負けたら相手に10万円の電化製品を買うルール

──ダイエットを始めようと思ったきっかけを教えてください。

昨年の秋、ちょっとお腹まわりのお肉が気になり始めて、体重を計ってみると76kgほどありまして……。過去最高クラスでした。

10代はずっとスリムで、高校時代は168cmの身長で56kgくらい。つまり、20kgは増えているわけです。『じゃあオレは、小学1年生くらいの子供を抱えて生活しているようなもんか!』と気付いたんですよ。このままじゃ人生ダメだと思って、ダイエットを始めることにしたんです。

ダイエット前、76kg時の山内さん。

──ダイエット前はどんな食生活でしたか?

自粛のときは、朝はUber Eatsでスタバのコーヒーとシュガードーナツを頼んで、昼はマクドナルドのハンバーガーとポテトフライ、夜は奥さんの晩ご飯を食べていました。

もともとラーメンがめちゃくちゃ好きで、自粛前はよく食べに行ってましたね。

横から見るとお腹まわりの脂肪が目立つ。

──山内さんのダイエットには“同志”がいたとか?

そうなんです。これまで断食などいろいろなダイエットに取り組んできたんですが、いずれも長続きしませんでした。

そこで今回はやる気をキープするために誰かと一緒にやろうと思ったんです。声をかけたのは、兄妹でお笑いコンビをやっているビタミンSのお兄ちゃん。ちょうど体重が気になっていたらしく、情報を共有しながら始めることにしました。

2011年頃のビタミンSのお兄ちゃん(写真左)と山内さん。

──ふたりの間にはある取り決めがあったそうですが。

ダイエットに大切なのは集中力。そこで期限は2カ月と決めて、目標はマイナス10kg。お互い途中で投げ出さないために、2カ月後、失敗した方が成功した方に10万円くらいの好きな電化製品をプレゼントするというルールを決めました。

これは効果的でしたよ。だって、ダイエットに失敗して自己嫌悪に陥るうえに、相手に冷蔵庫やテレビなんかを買ってあげなくちゃならないなんて、絶対イヤでしょう。

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3日間で3kg減った「金森式ダイエット」

──実際、どんなダイエットに取り組んだんですか?

まずは大阪のプロデューサーさんに教えてもらった金森式ダイエットですね。実業家の金森重樹さんが提唱する減量法で、実際に2カ月で30kgも痩せられたとか。

「断糖高脂肪食」とも呼ばれているこの食事制限は、ご飯やパン、じゃがいもといった糖質をカットする代わりに、肉や魚などの脂質やたんぱく質はがっつり食べてもかまわないんです。

実際やってみると、思ったより空腹感がなくて辛くない。そして、3日間で体重が3kgも落ちていたんですよ! 体重計を見て俄然モチベーションが上がりました。

金森式ダイエットでは、炭水化物や揚げ物は摂らずに、肉や魚を食べ、不足する栄養素をサプリで摂取する。

──サプリなどは摂っていたんですか?

MCTオイルを毎食摂っていました。これも大阪のプロデューサーさんに教わったもので、ココナッツから採れるオイルです。

なんでもMCTオイルの主成分である中鎖脂肪酸は、分子の大きさが普通のオイルの半分くらいしかないみたいなんです。そのため、分解や消化がされやすくて、すばやくエネルギー源として使われるんです。

──それで痩せるんですか?

摂り方によるみたいです。金森式ダイエットのキモは、エネルギー源を糖質から、脂質やたんぱく質に切り替える点にあるので、MCTオイルはまさに打ってつけです。

ダイエット期間中は小分けのMCTオイルを持ち歩いて、あらゆる料理にかけて食べていました。サラサラしていて、味や香りのクセもないので、サラダやコーヒーなどどんな料理にかけても美味しく食べられました。

山内さんが愛用していたのは仙台勝山館のMCTオイルだ。

──ダイエット期間中は、運動はしていましたか?

運動はあまり好きではないので、今回は食事だけで勝負しました。ただ、ダイエット期間中の終盤に、社会学者の古市憲寿さんに教えてもらった西麻布の「ルフロ」に2回ほど通いました。

──ルフロとは?

ここは日本の湯治をベースにしたサロンで、温められた薬石の上に横になって、温泉の成分がたっぷり含まれた熱い蒸気を全身に浴びます。

サウナは汗をかくことによるデトックスが目的ですが、ルフロでは汗をかくことによるデトックスと同時に、温泉のミネラルを効率よく体内に摂取できるみたいです。

室内の温度も40℃前後なので、熱過ぎるサウナが苦手な僕でも大丈夫でした。ダイエット効果も高くて、1回で3kg体重が落ちました。古市さんなんかは、1回で5kg落ちたらしいですよ。

ルフロを紹介したコチラの記事も参考に!

──体重減少の停滞期やピンチはなかったんですか?

停滞期はほとんどなかったですね。体重は同じペースで順調に落ちていきました。ただ、ピンチは何度かありました。

いちばんヤバかったのはとある番組の撮影です。当初は普通のロケだと聞いていたのに、現場へ行くとまさかの大食いロケで。しかも、チームによる対抗戦なので、手を抜くわけにはいかない。必死で食べまくりましたね。

案の定、1日で1.4kg太りました。さすがにヘコみましたが『いや、これはモチベーションを高めるためのチートデイだ』と考え直して……。気にせずに、次の日からダイエットを再開したら、また順調に体重が落ち始めました。

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ビタミンSのお兄ちゃんとの勝負の行方は?

10kg減量後の山内さん。ダイエット前の写真と比べると明らかにお腹の脂肪が減っている。

──目標達成後、体調の変化や周囲の反応は?

いちばん実感したのは、体が軽くなったこと。体のコンディションも寝つきが良くなったり、足のむくみが取れたり、いろいろイイことがありました。

いつも一緒に仕事をしているメイクさんから、「肌がツヤツヤになった」と言われたことも嬉しかったですね。

──ちなみにビタミンSのお兄ちゃんとの勝負はどうなりましたか?

結局引き分けに終わりました。お互いに金森式ダイエットとMCTオイルを使ったダイエットをやって、僕はマイナス10kg、お兄ちゃんはマイナス15kgも痩せました。冷蔵庫を買う羽目にならなくて良かったですよ(笑)。

お互いに連絡を取りながら続けたことはいい刺激になって、モチベーションを持続するのにも役立ちましたね。

──その後、気になるリバウンドはどうですか?

普段はほとんど運動をしないので、ある程度リバウンドの覚悟はしていたんですが、今のところは大きな変化はないです。だって、2カ月で10kg痩せたという事実は僕の中で大きな価値があるから、もとに戻るのはバカらしいですよ。

最近は、痩せる前よりご飯や甘いものを減らしたり、深夜のラーメンを控えたりする程度ですが、体質が変わって代謝が良くなったのか、ちょっと食べ過ぎても、体重が増えにくくなりました。

ダイエット終了後から4カ月あまりが経つが、自身の理想体重という67kg前後をキープしている山内さん。

「性格や体質が人それぞれ違うように、ダイエットの方法も人によって違うはず」と語る。山内さんの場合は苦手な運動にあえて取り組まずに、金森式ダイエットとMCTオイル、ルフロという3つのコトを地道に続けたことが成功に繋がった。

これからダイエットに取り組む人にとって、山内さんのメソッドや考え方は大きなヒントになるはずだ。

「ダイエットのモチベアップ術」とは……
一念発起してダイエットを始めたものの、「仕事が忙しくて時間がない」「なかなか成果が出ない」といった理由で諦めてしまった経験はないだろうか? 継続していくためには、正しい知識を蓄えてモチベーションを上手にコントロールしていくかが鍵。ここでは、ダイエットを“習慣”に変えていくためのヒントを探っていく。
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押条良太(押条事務所)=取材・文
# MCTオイル# ダイエット# 減量
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