「幸福」と訳されることもある“ウェルネス”。その本質を紐解くうえで重要となる、精神と身体をともに健康に保つこと。
そこでウェルネスの本場・カリフォルニアの男たちがこぞって行う、精神を鍛えるヨガ&ジャムセッションと、身体を鍛えるサーフ&スケートにフォーカスを当ててみよう。
[メディテーション]
1920年にアメリカに渡り、ヨガを伝えた偉大なる僧侶、パラマハンサ・ヨガナンダ。彼が暮らしたサンディエゴのビーチタウンは、古くからスピリチュアルな場所として知られる。
そんな土台もあってか、カリフォルニア全域では約10年前からヨガが一般的に。特に実践者が多いのがメディテーション。目を閉じて心を落ち着かせる瞑想だ。
家の中でも、公園や海、山中でも。いたるところでヨギーを目にするが、グレッグは海に向かって行うメディテーションがお気に入りだ。開放的な景色、生命の起源、浄化する力。それらを感じさせる海は、最高のメディテーションスポットだという。
「本来の自分を見つめることで生まれてきた意味を再確認でき、今やるべきことが明確になるんだ。メディテーションをするたびに僕は、世界平和や子どもたちの明るい未来を祈っている」。
インナーケアにこだわるウェル男グレッグ・サイプス Age 401980生まれ。声優、ミュージシャン。10代でジュニアプロサーファーとなり数々のタイトルを獲得。LAに移住後、声優としてアニメ「ニンジャタートルズ」「ティーンエイジ・タイタン」に出演。
instagram@gregcipes [ジャムセッション]
基本的にひとりで行うメディテーションとは逆に、他人と交わることで生まれる幸福感のカタチもある。その“両輪”が、心身ともに豊かなライフスタイルのために必要なのだ。
音をとおして周囲と一体感を味わえるジャムセッションは、まさに打ってつけ。音楽を通じてコミュニケーションを取ることで、普段は使われない感覚が活性化するそうだ。
ミュージシャンでもあるグレッグは仲間が集うとギター片手に歌い、自然とセッションが始まる。今回参加したのは、映画『ハリー・ポッター』シリーズにドラコ・マルフォイ役で出演した俳優トム・フェルトン(写真左)と、クリント・イーストウッドの孫娘で女優のグレイレン(写真右)。
豪華な面々による、夢のようなセッションが始まった。
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