[サーフィン]
改めて説明する必要はないかもしれないが、カリフォルニアのビーチサイドはサーフィンが盛んだ。
そして、サーフィンが与える影響は心身ともに大きい。上半身がパドルによって鍛えられる一方で、下半身を含む体幹、すなわち全体の肉体的バランスが向上。波を選ぶ判断力や忍耐力、集中力など精神面も磨かれる。
元ジュニアプロであるグレッグは、10代の頃からサーフィンには格別の影響力があると感じていたそうだ。「海水にはデトックス効果があるし、何より波に乗ったときの快感と達成感が自信につながっていくんだ」。
[スケートボード]
1950年代に南カリフォルニアで生まれ、当初はサーファーたちの間で人気が広がったと言われるスケート。現在は街中の“足”としても親しまれ、環境や健康面を考えてクルマ代わりに利用するスケーターも多い。
ビーチの近くに住むジョンもご多分に洩れず、近場の移動はもっぱらスケートボード。
「風を全身で感じて、気持ち良くワークアウトができる移動手段。地球に優しいしのもいいよね。乗る回数が多いと、自然と腹筋が割れるんだ(笑)」。
夕方に海辺でスケボーを乗り回すのが、いちばんのリフレッシュ方法なんだとか。
宮崎良将、ジェームス・クロスニアック(Seven Bros. Pictures)、IBUKI(取材)=写真 高橋百々(Volition & Hope)=取材・文