東大名誉教授が人知れず調合する“魔法の白い粉”。その驚くべき効能
いま、飛ぶように売れている“魔法の白い粉”がある。そんな噂を聞きつけ、やってきたのは神奈川県横須賀市の「カフェ500」だ。
営業休止中の店内にはいたるところに「長沢オリゴ」と記された茶色の紙パッケージが。「これが問題のブツか!?」。店主の口から語られたその驚くべき効能に記者は驚愕した!
魔法の粉の正体は「長沢オリゴ」だった!
問題の白い粉が売られているカフェは京急久里浜線・京急長沢駅から徒歩3分、閑静な住宅街の中にある。「カフェ500」という看板が掲げられた3階建てのビルの2階に上がり、自動ドアをくぐると、「いらっしゃい」と店主とおぼしき男性が迎えてくれた。
![[左]最寄り駅は京急久里浜線・京急長沢駅。[右]小柳津さんが経営する「カフェ500」の看板。](https://oceans.tokyo.jp/wp-content/uploads/2020/09/2010148__J002633x.jpg)
「あの〜白い粉が欲しいんですけど……これは何に効くんですか?」。
「ああ、長沢オリゴですね。効果はいろいろ。まあ、花粉症ならほぼ100%ですね」。
自信に満ちた店主の言葉に長年花粉症に苦しめられてきた記者は言葉を失った。

白い粉の正体
「簡単に説明しましょう。カギを握るのはヒトの大腸に棲んでいる酪酸菌。この菌はあらゆる病気の原因となる体の炎症を抑えることができる菌です。そして私が販売している長沢オリゴとは、この菌のエサになるフラクトオリゴ糖なんです。
この水溶性食物繊維を食べて酪酸菌が大腸内に増えれば、アレルギー反応という炎症反応の一種である花粉症を抑えることができるんです。程度による個人差はありますが、飲んだ翌日に花粉症がすっかり治まった、という人も少なくありません」。

実はこの店主、小柳津広志さんはアレルギー治療を専門とする科学者であり、東京大学名誉教授を務める人物。酪酸菌の働きを確かめるための研究をするとともに、2年前から経営するカフェで長沢オリゴを販売し始めた。
「数千人の使用者に聞き取り調査をしたのですが、その結果、酪酸菌が増えるとアレルギーや自己免疫疾患、その他多くの不調が改善するという結論を得ました」。

さらに聞けた、ここだけの話
酪酸菌の働きで得られる効果は書ききれないほどあり、花粉症、アレルギー鼻炎、喘息、アトピー性皮膚炎、うつ病、自律神経失調症、潰瘍性大腸炎、関節リウマチなど。
ほかにも、血糖値や冷え性の改善に、記憶力アップ、目覚めがよくなる、シミ・シワができない、風邪やインフルエンザにかかりにくいという使用者の声もよく聞くという。

「ここだけの話ですが、新型コロナウイルス感染症予防にも期待ができます。今その研究をまとめた本を執筆中です」。
話しているうちにも長沢オリゴ目当ての客が次々と訪れる。「すいません、あと3つ!」、思わず記者も追加オーダーをしたのだった。
カフェ500
住所:神奈川県横須賀市長沢1-32-9 プラザ長沢2F
電話番号:046-874-8088
営業:11:00〜17:00 日曜、祝日定休
加齢とともに気になりだした体型の変化や衰え……。俺たちを取り巻く体の悩みは山積みだ。もうこれ以上、オジサンになりたくない。そこでオーシャンズは40歳からのSTAY YOUNG総合研究所を立ち上げることにした。直面する問題にしっかりと向き合い、若々しくあるためのメソッドを探る。
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上樂博之=写真 押条良太(押条事務所)=編集・文