白い粉の正体
「簡単に説明しましょう。カギを握るのはヒトの大腸に棲んでいる酪酸菌。この菌はあらゆる病気の原因となる体の炎症を抑えることができる菌です。そして私が販売している長沢オリゴとは、この菌のエサになるフラクトオリゴ糖なんです。
この水溶性食物繊維を食べて酪酸菌が大腸内に増えれば、アレルギー反応という炎症反応の一種である花粉症を抑えることができるんです。程度による個人差はありますが、飲んだ翌日に花粉症がすっかり治まった、という人も少なくありません」。
実はこの店主、小柳津広志さんはアレルギー治療を専門とする科学者であり、東京大学名誉教授を務める人物。酪酸菌の働きを確かめるための研究をするとともに、2年前から経営するカフェで長沢オリゴを販売し始めた。
「数千人の使用者に聞き取り調査をしたのですが、その結果、酪酸菌が増えるとアレルギーや自己免疫疾患、その他多くの不調が改善するという結論を得ました」。
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