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2020.02.16

たべる

美人管理栄養士が、冬の寝酒にホットワインを勧める理由

HOTする酒●キンキンに冷えたビールが夏の醍醐味なら、冬には冬のそれがある。晩冬の寒ささえ風情として楽しめて、心も身体も温める、HOTする酒。
急に温かくなったり寒くなったりする今年の冬、身体は「寒暖差疲労」を起こしているかもしれない。疲労回復には質のいい睡眠がなにより大切なのは言うまでもないが、寝つきを助けるには「ホットワイン」がいいらしい。
その真相を探るべく、美人・管理栄養士として名高い高杉保美さんを訪問。高杉さんが教えてくれたのは、目からウロコのホットワインの効能。美味くて身体にも良く、しかも美女が優しく教えてくれるなんて、ここは楽園か……?

話を聞いたのは、この人!

高杉保美(たかすぎ ほみ)●2020東京オリンピック ラグビー女子日本代表の管理栄養士も務める。フィットネスジュニアファスティングアドバイザーとしても活動し、パーソナルジムで2000人の栄養指導を行ってきた経歴を持つ。大のお酒好き。著書に『やセレクション』(主婦の友社)。インスタグラムもチェック!

ホットワインは“赤”で! スゴすぎる効果・効能


──ホットワインは基本、赤ワインなイメージがありますが。
高杉 赤ワインの健康効果はたくさんあります。ひとつには、ブドウの果皮に多く含まれるレスベラトロールが、サーチュイン遺伝子を活性化することが最近わかりました。サーチュイン遺伝子が元気だと、細胞が若返り、脂肪を燃焼してくれます。がんの予防やメタボ防止、動脈硬化の予防、血管の強化などにもつながります。
レスベラトロールはポリフェノールの一種ですが、赤ワインが白ワインの5倍ものポリフェノールを含んでいるのは有名な話ですよね。ホットワインにするなら赤を、それもできるだけフルボディの赤ワインを選ぶと、高い健康効果が期待できると思います。

──アンチエイジング以外にもたくさんの効能があるとは!
高杉 赤ワインに含まれるタンニンもポリフェノールの一種で、抗菌作用や強い抗酸化作用があります。身体も年齢とともに酸化しますが、老化の原因となる酸化を予防してくれるのがタンニンです。消臭効果もあるので、体臭が気になる人は赤ワインを定期的に飲むといいかもしれません。
──体臭……オーシャンズ世代には無視できないワードです。
高杉 アントシアニンも赤ワインに含まれているポリフェノールで、ブドウに含まれる紫色の色素成分でもあります。これは疲れ目を改善する働きがあるので、パソコンを長時間使う人にうってつけですね。アントシアニンは視力回復も期待されています。


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