OCEANS

SHARE

2019.12.26

たべる

神泉の立ち飲みコンビニで、看板娘がK-1デビュー戦の直前だった

看板娘という名の愉悦 Vol.97
好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
酒屋からコンビニ、そして立ち飲みそば屋。時代を追うごとに業態を変えてきた不思議な店がある。最寄りは京王井の頭線の神泉駅。
神泉駅
ここから徒歩3、4分だが渋谷駅からも歩ける。
店名は「酒 みさわ」。オフィスビルが立ち並ぶ一角で営業している。
外観
そば、うどん、立ち飲み、コーヒー、たばこと守備範囲が広い。
営業時間は朝8時から夜10時。土日祝は定休日となる。訪れたのは木曜日の午後2時。店内では看板娘が働いていた。
内観
天ぷらを調理中。
この店は代々家族経営で、取材日にはちょうど先代に会うことができた。初代の頃は幅広く商売をしていたが、酒屋1本に絞ったのはこちらの先代だという。その後、コンビニチェーンの「スリーエフ」となり、再び独立して現在の業態に進化した。
先代
レタスと牛乳を手に来訪。
さて、棚にはお酒もずらりと並んでいるが、普通のコンビニとは品揃えが少々異なる。日本ビールが販売しているベルギー直送の「白濁(しろにごり)」「赤濁(あかにごり)」というレアな缶ビールもあった。
「白濁」(370円)をいただきましょう。


2/5

次の記事を読み込んでいます。