看板娘という名の愉悦 Vol.62
好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
29ある山手線の駅の中でも「一番地味」という呼び声が高い田端。
しかし、そんな田端を盛り上げようと昨年11月に一軒の立ち飲みバーがオープンした。北口から歩くこと9分。
店内では看板娘が開店準備をしていた。ドリンクメニューを見るとレモンサワーに力を入れているようだ。
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